<イベントレポ>RIKU「THE RAMPAGEが僕の今のすべて」フォト&ワード集『RIKU365(リク サン ロク ゴ)』刊行記念プレス取材を実施!
2024.12.6
RIKUTHE RAMPAGEイベントイベントレポレポート写真集
幻冬舎とTHE RAMPAGEがタッグを組み毎月1冊、12ヵ月連続で刊行する大型企画「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」から、6作目としてRIKUによるフォト&ワード集【RIKU365(リク サン ロク ゴ)】が2024年12月7日(土)に発売される。発売に先駆け、12月6日(金)に【刊行記念プレス取材】を実施し、RIKUが本作に込めた思いや撮影の裏話を語った。
刊行記念プレス取材
■本作を作るに至った経緯を教えて下さい。
RIKU 2年ぐらい前に初めて写真集を出して、またそういった機会があったら、次はどうしたいっていうのを常にマネージャーの方にも相談していたので、今回のTHE RAMPAGEとのコラボレーション企画をお聞きした時に、すぐに自己啓発本なるものを出したいなっていうことでご提案させていただいた次第です。
■完成してみていかがですか?
RIKU この「RIKU365」を作るにあたっての目的だった、THE RAMPAGEとしての“RIKU”、そして本来の1人の男性である“青山陸”っていうこの2面性を表現したいなっていうことで、写真のビジュアル面だったり衣装等も含めてプランニングさせていただきました。自分自身が長い本を読んだり台本を読んだりとかするのがすごく苦手なタイプなので、わかりやすく端的に、誰でも3回ぐらい見れば覚えられるぐらいの文章の長さ、言葉の切り方で書いてくことで、1人1人が飽きずに最後まで読めるんじゃないかなっていう風に思ったので、こういった形でやらせていただきました。
自分の考えだったり自分を形成するものを綴っていったので、ときにちょっと威力の高めなワードもあったかなと思うんですけど、それももちろんスタッフチームだったりマネージャーチームと相談しながら続けていったわけで、多少ちょっと強いフレーズもありのままの自分の心から出てきた言葉というか、今の自分を形成するピースになっているという風に受け止めていただければ嬉しいなと思っています。今回、“取り繕うのはやめよう”っていうのを大前提でやらせていただきました。
■普段、どのようなタイミングでこういった言葉を自分の中に投げかけているのでしょうか?
RIKU ありがたいことにTHE RAMPAGE一同、忙しい日を過ごさせていただいておりますので、どうしても24時間のうち20時間ぐらいはRIKUモードでいる中で、常に意識的にアンテナを持って感じ取ろうとしてるっていうわけではなくって、それこそ今日もこうしてお集まりいただいてる時に「なんでこんなにたくさんの方に集まっていただけるんだろう」とか「集まっていただく裏側にはスタッフチームがご尽力くださったんだろう」とか、職業病的な感じで考えてしまう癖があって、それがいいことだけじゃなくて、マイナスなことがあった時とかにそれをいい方向に持っていくためには・・・と発想の転換が自分の中で算数みたいに行われていくので、その中でポンポンって言葉が出てくる感じですね。
■今回、肉体美を披露されていますが、体作りの裏話などを教えて下さい。
RIKU 1番最初にスタッフチームと打ち合わせをさせていただいた時に、僕はどちらかというとフィジカル組というか肉体派のイメージがあったのか「脱いでいただけますよね?」みたいに言われて、僕も負けず嫌いな部分があって「僕に脱げと言ったんだったらその想像を超えてやろう」みたいな、スタッフさんチームが引くほどのレベルで仕上げてやろうってスイッチが入っちゃって、その日から大減量が始まりました。打ち合わせから撮影までの約2ヶ月の間で、どういうプランで体を作っていこうっていうのも細かく、1週間おきぐらいの食事とかトレーニングメニューも組んでやっていったんですけど、最後の水抜きと言われる作業がほんとにきつくて、減量しつつもTHE RAMPAGEの仕事もあったので、本当にしんどい部分もあったんですけれども、なんとか仲間のサポートもありつつ、人生最高の状態・フィジカルを作れたなっていう自信がある状態で臨めたので結果オーライではあります。前日は寝れなかったですね、キツすぎて(笑) 水だけで4キロちょい体重落としてたので、本当に限界の状態でやってたんですけど、そこから水を一気に入れると、ドクドクいって、全身に水が行き渡る感覚を覚えました。それゆえに表紙は水を飲んだ後なんですけど、ちょっと顔が明るいですね(笑)
■RIKUさんにとって、THE RAMPAGEはどんな存在ですか?
RIKU 僕からTHE RAMPAGEっていうものを取ってしまったら、本当に何も残りませんっていうのが正直なところで、THE RAMPAGEが僕の全てというか、THE RAMPAGEがあるから今日もあるし、この本を出すこともできてるし、語りだすと5時間くらいかかってしまうので、わかりやすく言うとTHE RAMPAGEが僕の今のすべてなので、奪わないでいただきたい場所です。
■メンバー1人1人に対してのキャッチコピーのようなフレーズと、それぞれに対しての思いが語られていますね。
RIKU もう結成してから11年目に入って、気づけばレッスン生の頃を含めると人生の半分以上を一緒に過ごしているメンバーも多かったりするので、10代の頃から実家を出て生活も共にしてると、本当に家族のような存在だし、16人兄弟みたいな感じです。1人1人に僕の目線で「こうしたほうがいいんじゃないかな」と思うことはもちろんお互いにあるんですけど、それ以上に好きなところが多いというか、リスペクトしあえる部分がすごく多くあるので、その人のことを語ってくださいって言われたら「1人1人をもっと輝かせるためには僕だったらこういうことをしてあげたい」とかが迷わず出てきますね。
■出身地の埼玉県朝霞市でも撮影が行われましたが、いかがでしたか?
RIKU 地元に帰るのはお正月の数日だけっていうのがずっと続いてて、そんな中で自分のルーツとなる場所に足を踏み入れるのって10年以上ぶりだったので、すごく感慨深いものがありました。当時通ってた道を自分の足で歩くと当時の記憶がフラッシュバックするというか「ランドセルを背負ってここ歩いたな」とか「こんなに家から学校って近かったっけ?」と思ったり。後輩にあたる子たちとも会って「自分もこうだったのかな」とか「先生から見たら自分もこういう風に見えてたのかな」なんていう部分もすごくあって、生まれ育った場所でありながら、すごく新鮮な気持ちになったっていうところもあります。懐かしい気持ちと新鮮さがすごいありましたね。
■母校の小学校を訪ねて合唱団の子どもたちと一緒に校歌を歌うサプライズを行われていましたが、振り返ってみていかがでしたか?
RIKU あの子たちの歌声はもう圧巻でしたね。そこに音楽の全てが詰まってるんじゃないかなって思ったのが正直なところで、極めていけば・大人になればなるほど、スキルだったり細かいところを考えてしまうのが人の常なのかなと思うんですけども、彼らの何が素晴らしかったというと、校歌を歌うという行為に全ベットというか邪念がないというか、まっすぐ言葉を声に出すっていうことに一生懸命になっていて。彼らの歌に学ばされたというか、聞こえ方とか色々気にしてた自分はちっちゃかったんだなってくらったのが正直なところです。言葉をリズムにのせて音に合わせて歌っていくっていうことに一生懸命であり続ける。仮にもっともっと活動が続いて、いわゆる大御所と言われる世代になったとしても、そういう思いで歌い続ける人でなきゃ目の前にいる人には届かないんだなっていうのを、彼らの歌声から学んだ次第です。
■「人を啓発したいわけではなくて、自分を啓発するワード集がもしかしたら読者の人にとってもいいものをもたらすのではないか」といった思いの下制作されたという本作にあたり、「生きていこう」というメッセージが最初から最後まで貫かれてると思うのですが、このメッセージに対する想いを教えて下さい。
RIKU 人生って浮き沈みが激しいので、成功してる人ほどその逆も知ってるのが、人間という生き物のある種美しさであり難しいところ、もっと嫌な言い方するとめんどくさいところかなって思っていて。どんだけ強く明るく元気に見える方でも、そういった経験や時間っていうのは必ずご本人の中にあるなっていう風に思っています。
その中で悲しいニュースがここ数年特に多く、自分自身苦しい時期もあったのですが、今の時代に人として命を授かったっていうのは何かしら必ず意味があると思って、その意味を理解するための旅が人生なのかなと、その意味をわかる前に途絶えさせてしまうのはもったいないんじゃないかなっていう風に今は思います。自分はこういった立場にもあるので、どんと押すっていうよりかは、一緒に肩を組むというかスクラムを組んで、時には背中に手を添えるようなことを伝えたくて。それが形として残ればいいなっていう風に思ったのと、普段ずっと取り繕って言えなかったことも含めて思い切って言おうっていうことで、今回このメッセージにしました。
■これまで先輩や仲間にかけてもらって力になった言葉があれば教えて下さい。
RIKU 僕も含めて普段特に声を出さないタイプのメンバーが多いんですけど、メンバーから「あなたの歌が圧倒的な武器だから」って言われたことがあって、RIKUを元気づけようみたいな感じで言ったのではなくて、一緒に過ごしてる時間の中で不意に言った言葉だから本人たちは覚えてないと思うんですけど。それは自分の中ですごく大きなものとして、自信となって、誇りとなって、体の中で生き続けてる言葉です。なので、そのときに自分も素敵だなと思ったことは常に伝えるべきだなっていう風に同時に学んだ瞬間でもあったので、それは僕の中で強烈に残っています。
■今回この書籍をご覧になったメンバーの方からどんな反応がありましたか?
RIKU まだ渡せてないんです。メンバーに1人1人(言葉を)綴っている部分もあって、写真にも写ってくれてるので、ちゃんと1人1人にサインとメッセージを添えてプレゼントしたいなと思っております。
■RIKUさんにとって今年はどんな年でしたか?
RIKU 人生で1番辛かった1年でしたね。 辛かったっていうのはハードだったということですね。本当に良く働いたなっていう。ハードな時間を過ごしてるときってやっぱ心に余裕がなくなってしまう部分はあったんですけど、無理できるうちにしといた方がいいのかなって、どうせ老いてくし。人生の先輩方がたくさんいらっしゃるなか失礼だと思うんですけど(笑)、僕も今年30になり、男は30からだと言いますが、老化していく自分を受け入れながらその中で自分はどうしていくべきなのか、老化という重荷と同時に逆に上がれるものは何かという風に考えて、今年は1年頑張ってきたなっていうのがあって、すごくハードだったんですけど、結果今こうして乗り切ってるし、これぐらいのレベルだったらまだ自分ができるんだなっていうところで、来年もさらにネクストステップを目指しちゃおうかなって思っています。
■お気に入りの写真があれば教えて下さい。
RIKU (書籍をめくりながら)どれも本当に自分の中でお気に入りというか・・・絶対皆さん、身体が出てるやつを選ぶんじゃないかと思ってますよね(笑)
どれも自分の中で一生懸命撮影に臨んでいたんですけど、つけ麺を食べてるこの写真ですかね。食事はずっと我慢してたんで「仕事だもん!」ってお願いして食べるシーンを撮らせていただいたんですけど、僕って好きなものを食べてる時ってこういう顔するんだって自分自身を知った1枚なので、すごいお気に入りです。
■8月に30歳になられたってことですが、30歳になって変わったことはありますか?
RIKU 「よっこいせ」が増えました(笑) あとは、どうしてもハードなトレーニングをした後とか、それこそライブツアー約2時間のライブを終えた後の体へのダメージの残り方とか、筋肉痛が来るまでの時間がめちゃくちゃ長くなってきてしまったりとか、避けようのないことは実感することが増えてきました。お酒も全然飲めなくなっちゃったなとか、学生時代は某有名焼肉チェーン店に行ったら一生カルビだけ頼んでモリモリ食べ続けてたのに、今は初手に一枚食べるだけで「カルビは大丈夫です・・・」ってなってしまったりとか、親が連れていってくれたときは「なんでこんなうまいのに!」って思ってたのに、ようやくその気持ちがわかってきたりとか、何気ない瞬間にちゃんと自分も年を重ねてるんだなっていう風に感じることが増えてきた30年です。
■どんな男になっていきたいですか?
RIKU 老いていくことって人間らしいというか、面白い部分ってあると思うので「あんな親父になりたい」って思われる男になっていきたいなって思います。それを目指して絶賛、髪の毛を伸ばしてます(笑)
【フォト&ワード集「RIKU365」】
価格:2,860円(税込)
仕様:A5判並/224頁/すべて書き下ろし、撮り下ろし
発売日:2024年12月7日(土)