2024年12月5日(木)、東京・表参道にて【@cosme2024年ベストコスメアワード】発表会が行われ、昨年11月から今年10月末までの集計結果をもとに、約5万強あるアイテムの中から総合ランキングトップ10を選出。

2024年は、1年を振り返り物価高であったものの、価値あるものを購入するという傾向で、コスメマーケットは比較的元気があったそう。特にベースメイクがコスメ全アイテムの中で消費を牽引した。何より酷暑であった今年は年齢層問わず「打倒暑さ商品」が特に選ばれ、化粧崩れしない・日焼け止め効果が高いといったワードのアイテムが好調に売れ行きを伸ばした。また美容液成分が高くベースメイクなどは口コミをもとに実際使った人の評価が最終的な購入の決め手になっていたそうだ。



そんな中で、@cosmeでこの1年、多くの人から支持を受けオンライン・オフラインともに脅威のリピート率を誇ったのが今回総合1位を獲得したアテニア『スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ』だ。

このクレンジングオイルは、中価格帯のアイテムでありながらファンケルグループのアテニアだからこそ実現したデパコス級の質の良さと、香りに魅了され愛用者が続出したアイテム。



2024年上半期ランキング1位に続き、総合大賞でもクレンジングオイルが受賞したのはベスコスアワード初。何より面倒界隈の人たちにはメイクを落とすのも面倒だからこそ、その手間をこの1本で完結できると人気アイテムに上昇。

またその香りのファンになる人も多く、1日の終わりにメイク落としをする面倒からちょっとでもハッピーな気分になれる。また詰め替えパックもポンプを直接INするだけと、こちらもズボラ民にはとっても便利で、ここも熱狂的なファンを獲得し続ける要因の1つとなっている。

現在定番のアロマタイプと、期間限定で発売されていたローズの香り・オレンジの香りが定番かされ、全3種類から香りを選ぶことができ、今日はローズで、明日はアロマタイプでと複数の香りを購入して使い分ける人もいるそうだ。



総合2位にはコスメデコルテの「ルースパウダー」がランクイン。このパウダーは粒子が細かくお肌にしっかりと密着してテカリを抑え程よくマットな質感になるとこちらも口コミを中心にSNSでもその良さが投稿されたアイテム。パウダーとしては6000円台とちょっとお高めではあるものの、酷暑でもゲリラ豪雨でもサラッとした仕上がりと絶賛されている。



昨年発売され、どの年齢層の人も口コミが高いrom&ndの「ハンオールブラウカラ」。特徴的なチューブ型のまゆ毛マスカラで、全7色展開と、自まゆげを気分に合わせて、髪色に合わせて、アイメイクに合わせて色を変えることができる。まゆ毛1本1本に均一にフィットし、ひと塗りで自然なカラーチェンジができる上、トレンド感のあるマットなニュアンス眉になれる。

価格も1,000円ちょっとということもあり、2〜3本カラー違いで購入する人が多いのも特徴。



ズボラ民の救世主として落ちにくいウォータープルーフのマスカラをするんっと落としてくれるヒロインメイク「スピーディーマスカラリムーバー」が4位にランクイン。2021年にブルーのパッケージが、2023年にはピンクのパッケージでさらにパワーアップし発売され、ただマスカラを落とすだけでなく、まつ毛をケアする成分が入っているからメイクオフしながら傷んだまつ毛にうるおいを与えてくれると支持されている。



第5位には、一時売り切れ店舗が続出した「マルチファンデブラシ」や肌色を鮮明にうつしてくれる「リアルックミラー」など多くのメイクグッズを展開するロージーローザの「マルチファンデパフ 2P」。なめらかは肌触りで全ファンデに対応するとわざわざ付属されるパフには目もくれず、このロージーローザのパフにする人もいるほどコアファンが多いアイテム。

パフ・スポンジ部門ではランキング1位で、パフがファンデを吸わない設計だから、薄づきで綺麗に仕上がると話題に。



6位はコスメデコルテ「サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC」。SPF50+・PA++++と紫外線に対する予防が高いのはもちろん、なめらかでまるでスキンケアのような心地いい伸び広がりで、透明感ある素肌美を演出しながらも、お肌のトーンアップが叶うと、これ1本持っておけば複数の嬉しい効果でメイクの下地を作ることができる。



総合7位は、ナンバーズイン「5番 白玉グルタチオンCふりかけマスク」。美白効果があるとされているグルタチオン成分が入っていることで口コミも大注目に。

特に今年の夏、強烈な紫外線を浴びてしまった人たちから、1日の最後に紫外線リセットのためこのマスクを使用する人が多く、一時期こちらも各店舗から姿を消したアイテム。今年発売されたばかりにも関わらず、紫外線ケアアイテムとして@cosme TOKYO売上NO.1に！中身のマスクもインパクトあるビタミンカラーで、この色味もしっかりビタミンCが入っているのでは？と期待度を高めた要因の1つになった。



8位は、鮮やかな血色感と美粘膜のようなツヤが持続するKANEBO「ルージュスターヴァイブラント」。口コミでは、塗り心地が良く保湿力も高いとファンになる人が多かったアイテム。口紅ランキングでは2位を死守し、カラバリも21色と複数購入する人も。店頭で実際につけるとその魅力の虜となって購入するといった行動がみられたアイテムだからこそ売れ行きも伸ばした。



第9位は、コンシーラー部門で1位のディオール「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」が選ばれ、2024年ベストコンシーラー第1位、価格別賞ハイプライス部門コンシーラー1位、そして2023年ベストコンシーラー1位＆ハイプライス部門コンシーラー1位を受賞した実力派。96%自然由来でハイカバーを叶えてくれる次世代のコンシーラーとして、5,000円台というハイプライスながら、実際に良いと思った若年層からご年配まで幅広い世代から支持されたアイテム。

これ1本持っておけば、さまざまあるお肌悩みを瞬時にカバーし、キメをなめらかにしながら均一な肌色が叶うと大絶賛。素肌のコンディションにも左右されず24時間つけたての状態をキープし、さらに高配合されたスキンケア成分が何もつけていない素肌よりもお肌を守ってくれると成分にこだわる人たちからも高評価となっている。



そして10位は、SHISEIDO「エッセンス スキングロウ ファンデーション」。リキッドファンデーション部門では2位となる、美容液が肌に触れ続ける独自のカプセル処方のファンデで、美容液処方によりスキンケア成分が贅沢に配合されている。毎日使うたびに美肌になれ〜っと働きかけ、艶やかな生き生きとした素肌へと導いてくれる。

発売したての2023年の上半期ファンデーション部門で新人賞を、そして2024年にはベストリキッドファンデ1位、価格別賞 ハイプライス部門 ファンデーションで1位を獲得し、初めて高いファンデを購入した！というハイプライスファンデへの第一歩にも選ばれている。



総合ランキングトップ10中、6商品が「暑さ対策」に関するコスメとなり、またベースメイクが半数の5アイテムを占めベースメイクへの関心が大きかったことが伺える結果に。

2024年のコスメ業界全体を振り返ると、猛暑・高くても成分重視・タイパが軒並みキーワードとなり、ランキングもプチプラからハイプライスまで豊富な顔ぶれが揃った結果となった。