【八村倫太郎×栁俊太郎インタビュー】撮影現場は部活のような楽しい雰囲気!?「超憧れの人だった」「ジャンプの主人公みたいなヤツが来た!」お互いの印象・ゾッとするような上京当時のエピソードトークをお届け!!<映画『他人は地獄だ』>



11月15日(金)より、グランドシネマサンシャイン池袋、イオンシネマほかで全国公開中の映画『他人は地獄だ』。

世界中で人気を誇る韓国発のWEBコミックが原作で、国内累計閲覧数は7,000万views(2024年8月時点)!! 2019年には韓国国内で連続ドラマ化された話題作がついに緊張感あふれる日本のサスペンスホラーとして映画化が実現。

同作に出演したWATWINGとしても活躍する【八村倫太郎】と【栁俊太郎】のインタビューをお届けします!



マンガで読んだことがあったけれど、怖くて途中で読むのをやめちゃった!?




■韓国でも人気の話題作が映画化! 台本を読んだときの感想は?

八村倫太郎 実は原作をLINEマンガで読んだことがあって、作品のことは知っていました。ただ…怖くて途中で読むのをやめちゃったんですけど(笑)。本当に強烈な印象があったので、お話をもらったときは覚えていました。出演できる嬉しさと同時に僕に出来るかなと言う不安もありました。
台本を読んでみたら、やっぱりすごく面白くて。グロテスクな部分とか、まだ自分が経験したことがないような描写がたくさんあったので、そこはもうまわりの人に助けてもらおう!と思っていましたね。

演じる上では、物語のなかで僕が演じたユウが一番視聴者に近いし、感情移入してもらえように心掛けました。

栁俊太郎 僕は韓国のドラマは観たことがあったので、あれを日本で映画するんだと非常に楽しみでしたね。韓国の連続ドラマは1本の尺が長いので、それをどう1本の映画にまとめるのかと気になっていました。台本を読み、すごいいい落ち方をしたし、ひとつの映画にまとまっていたので面白いなと想いましたね。

撮影中盤くらいで「キリシマ、かわいい」みたいになっていました(笑)。



■役作りで心掛けたことは?

八村 実は、この作品に対しての距離感がすごいあるなと思っていたんです。こういう作品にはあまり触れてこなかったですし、怖いものが苦手なので(笑)。だから、自分がやるとなったときには出来るのかな?と思いましたが、そういう自分が演じることに意味があるのかなとも思いましたし、監督も「普通でいい、そのままでいいよ」と言ってくださいました。

 これまで役を演じるときはどういう生い立ちや育ち方で、この人間ができるのだろうと、その役のバックグラウンドや奥行きを探る作業をしていたんです。でもキリシマは、そのバックグラウンドがまったくない役だったので、そういう意味では単純に表面的に見て怖がられて、不気味に思わせることができるのか、ホラー的な役割を考えていましたね。嫌な夢を見て目覚めたときに感じるあの気持ち悪さを、キリシマを見て感じてもらえるように作り上げました。



■光が入らないキリシマの目はとても不気味でした…。

 カラコンを入れているんですけど、若干やりすぎかな?とも思ったんです、最初は。でも、人間に見えるか見えないかの瀬戸際を攻めた結果ですね。韓国ドラマでは割と普通の人間のように演じているんですけど、映画ではより原作に寄せたほうがいいかな?と。連続ドラマと違って映画はそこまで時間がないから、人間的な怖さをそこまで表現できないんじゃないかと思ったんです。だから、カラコンもアリなんじゃないかな?と思って監督に提案させてもらいました。

八村 僕ら、現場ではあの姿を毎日見てるから、だんだん見慣れてきて、撮影中盤くらいで「キリシマ、かわいい」みたいになっていました(笑)。

 可愛くないから、やめて(笑)! メイクさんも撮影をするたびに、キリシマのカラコン姿に愛着が湧いてきたらしいです。

撮影現場は部活のような雰囲気で楽しかった




■不気味さが一周回って愛らしくなるんですね。撮影現場で印象に残っているエピソードは?

八村 とにかく現場が楽しかったんですよ。こういう作品を撮っているとは思えないほど。

■セットとか、かなり不気味でしたが…。

八村 ロケしたビルの地下が食堂になっていて、そこでめちゃくちゃしゃべっていましたね。

 ちょっと部活っぽかったよね。

八村 僕、あの空気感がすごい好きでした。ちょっと重いシーンを撮る合間にも、そこでめちゃくちゃ明るく話していたり、なんなら相談に乗ってもらうこともありましたね。



■そんなとき栁さんは?

 俺はもう、この感じというか…。

八村 マジで変わんないです、本当にフラット! このまんまです(笑)。ふたりで撮影していても思ったし、今日みたいな取材の日でもこうなんだ!と思いました(笑)。

 すごい楽でしたね、楽しかったし。今回の現場って、面白い人が多いんですよ。倫ちゃんも超いい奴で、場を回してくれるし。ゴロー役の星(耕介)さん、めっちゃくちゃ細いんですよ。好きな食べ物は野菜らしいです(笑)。

八村 そんな星さん、奥さんのことをめっちゃ好きなんですよね。役では不気味ですが、私服はUKのパンクファッション好きなんですよ。

 マル役の鈴木(武)くんはストリートだよね。

八村 そう! 私服から想像はつかない、奇怪な演技をするんですよね。それもまたいいんですよ。

お互いの印象「超憧れの人だった」「ジャンプの主人公みたいなヤツが来た!」



■今回、共演を経てお互いの印象は変わりましたか?

八村 いじってないですよ、(栁さんに向かって)いじってないですからね! 僕はもうやっぱり超憧れの人だったんですよ。雑誌でも見ていたし、テレビでも観ていて。共演を知って、マジか!という気持ちだったんですよ。栁俊太郎とー!?という感じだったんです。だから、めちゃくちゃ仲良くなりたくて(笑)、積極的に話しかけにいっちゃいましたね。最初はクールだと思っていたんですけど、全然そんなことなくて。すごい親しみやすい方でした。

 最初はアーティスト活動もしている人という印象だったんです。アーティストだから普段の姿とか全然想像できないじゃないですか。だから話しづらかったら、それでいいやと思っていたんですよ、実は(笑)。でも実際は会ったらものの数秒で「栁さん!!!」と来てくれて。なんかジャンプの主人公みたいなヤツが来た!みたいな。そんぐらいまっすぐで、アツいやつというのがすぐに伝わりましたね。そっから仲がよくなるのは割と早かったですね。倫ちゃんは現場では座長として、気配りをしている姿とか、コミュニケーションを取っていこうとしている姿を見て、すごい素敵な人だなと。

八村 ありがとうございます(照)。

“狂気”を感じる瞬間




■今作は“狂気”に満ち溢れていますが、ご自身の中で“狂気”を感じる瞬間はありますか?

八村 僕は家族を含め、自分が愛する人を傷つけられたら多分“狂気”な部分が出てしまうと思います。きっと気持ちを制御できなくなるんだろうなと。小学生の頃とか、「お前の母ちゃん、でべそ」なんて言われようもんなら、ぶん殴ってやろうかと思ってましたもん(笑)。

 殴ろうと…思っていた。

八村 思っていた!ですよ、殴っていません(笑)。



 僕は割と小さい頃からこの感じなんですけど、親に言わせると癇癪持ちだったみたいなんです。夜泣きはするし、髪の毛も逆立っていたらしいんですよ。そんな癇癪持ちの赤ちゃんにはなんか“埃”みたいなものを持っていて、それを取ると大人しくなると言われているらしく。だから親が…あ、怖い話でもなくて、スピリチュアルな感じでもないですよ(笑)? それを知ったおかんが俺を神社に行って取ってもらったらしいんですよ。そしたら次の日から落ち着いて夜泣きもしなくなって、髪の毛も下りて。もしその“埃”を取ってもらっていなかったら、俺はいまどうなっているんだろうって考えたことがあって。人を殺めてしまう人とか、もしかしたらそういうのが中にあったりするのかなと。でも、人の中にある狂気的な部分って、いつまで眠っているか分からないですし。自分にはそういうのがないからよかったけど、でもなんか突然そういうものが出てくるか分からないからね(と、八村さんに超接近する栁さん)。

八村 (笑)。気付いたときにはもうね。

 そう。キリシマ、ここにいますから…。(八村さんを脅かす栁さん)

八村 それはめちゃめちゃ怖いです(笑)。

ある日目を覚ましたら、知らないドレッドヘアの男がいました(笑)。



■今回、八村さんが演じた役は“上京”していましたが、おふたりの上京当時の思い出はありますか?

八村 僕、最初に住んだ家が、隣の人がTVで何を観ているのかわかるくらいの壁の薄い部屋だったんですよ。僕ももう音楽活動をしていたんで、僕が歌おうものなら、その声が隣に聞こえてしまうわけで、それがかなりのストレスだったんですよ。だから最初に住んだ家は1年も経たずに引っ越ししちゃいましたね。

 それはキツイね。俺も最初の家に住んでいた頃、すごく適当で鍵をかけずに生活していたんですよ。だから友達とかがすっごく集まっちゃう家でしたね。いろんな友達が来てたんですけど、ある日目を覚ましたら、知らないドレッドヘアの男がいました(笑)。



■え! めちゃくちゃ怖くないですか!?

 なんか「お邪魔してます」とか言われて(笑)。

八村 それほかに知り合いはいたんですか!?

 いや一人! 話を聞いたら、俺の友達と来てたっぽくて、その友達はコンビニ出ていたらしく、「あ、そうなんだ…」って。

■その状況、そんなにすぐ受け入れられます!?

 割とそういう状況を求めていたかもしれないですね。あ、知らない奴が家に入ってくることではなく(笑)。人が集まるようなコミュニティールームみたいなところで、いろんな人と知り合って、友達をたくさん作りたい!と思っていたんで。当時はそんな状況も楽しんでいました(笑)。

ふたりが心揺さぶられた瞬間



■サイト名にかけて、最近エモいと思ったこと、心が揺さぶられたことを教えてください!

八村 最近、仲のいい友達と遊びに行くことが出来たんですけど、テーマパークに遊びに行ったんですよ。それが自分のなかではめっちゃ嬉しくて、心が揺さぶられてました。

■それは同じ業界のお友達ですか?

八村 そうですね、NOAです(笑)。プライベートで遊びに行ったのも久しぶりだし、童心に返っちゃいましたね。学生のノリで遊びに行っちゃった!みたいな感じだったんですよ。ちょっと雨が降っていたんですけど、雨上がりの夜のライトアップが最高にエモかったですね。



 この前、ニューヨークコレクションを見に行ったんです。昔はランウェイを歩いている側だった自分が役者として招待されて、またコレクションを見に行けたということにかなりエモさを感じましたね。自分が歩いているときは、ただ歩いているという感覚だったんですけど、見る側になってモデルを見ていて、やっぱりかっこいいなって思いましたね。

■また歩いてみたいですか?

 それはないです(笑)。

みなさんの想像を超えるような作品



■では最後にメッセージをお願いします!

八村 この作品は僕にとってはこれまでの役と違い、僕にとって挑戦でもありました。個性豊かで実力のある共演者のみなさん、スタッフのみなさんに助けられながら、一緒に作品を作り上げましたので、ぜひ観ていただけるとうれしいです!

 そうですね…(ちょっと考えて)。恋愛もあり、ロマンチックで爽やかな青春物ってなかなかないと思うので…

■(爽やか…青春もの!? え!?)

 愛に溢れた作品になっていますので、ぜひ観に行ってほしいなと思います!

■青春…。

八村 (笑)。それでいいんですか!!!

■お願いいたします(笑)。

 ちゃんと言いますね(笑)。「他人は地獄だ」が絶賛上映中です! ジャンル的に観れる人と観れない人もいると思うんです。でもみなさんの想像を超えるような作品に仕上がっていますので、ぜひ観に行ってください!

■ありがとうございました!






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応募締切:2024年12月31日(火)


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―PROFILE―




八村倫太郎

1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。
6人組ダンスボーカルユニット「WATWING」のメンバー。
2021年、テレビドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」で俳優デビュー。その後、ドラマ「君の花になる」(2022)に出演し、劇中アーティスト8LOOMとしても期間限定で活動し話題に。ドラマ「佐原先生と土岐くん」(2023)では、ドラマ初W主演を務める。

[X] @Rintaro_watwing
[Instagram] @rintaro_watwing

栁 俊太郎

1991年5月16日生まれ。宮城県出身。
モデル活動を経て、俳優デビュー。『東京喰種トーキョーグール』シリーズ(17-19)、『るろうに剣心 最終章 The Final』(21)など話題作に出演。その他主な出演作に、Netflix ドラマ「今際の国のアリス」、Netflix映画「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」、映画『バジーノイズ』、映画『ゴールデンカムイ』などがある。

[Instagram] @shuntaroyanagi


―INFORMATION―
映画『他人は地獄だ』
グランドシネマサンシャイン 池袋、イオンシネマほか全国公開中
出演: 八村倫太郎(WATWING)、栁俊太郎、岡田結実、三浦健人、青木さやか、大倉空人、鈴木武、星耕介、濱津隆之、日比美思、松角洋平、大野泰広、萩原聖人
原作:『他人は地獄だ』ヨンキ(「LINEマンガ)連載)
監督・脚本: 児玉和土 
主題歌:「HELL FIRE」WATWING

©ヨンキ/LINE Digital Frontier・2024 映画「他人は地獄だ」製作委員会


<STAFF>
八村倫太郎/Hair make:MISU(SANJU)、Stylist:三島和也(tatanoa)
栁俊太郎/Hair make:望月光(ONTASTE)、Stylis:伊藤省吾(sitor)

Photo:Tomohiro Inazawa、Text:Kyoko Fuse


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