フジテレビが運営する動画配信サービス・FODは、新たに公開される FOD オリジナルコンテンツを一挙に紹介する【FOD SHOWCASE’24】を2024年11月26日(火)に開催。『未恋~かくれぼっちたち~』より伊藤健太郎が登壇した。

伊藤健太郎、“かくれぼっち”なZ世代のラブ！？ストーリーの主演に！素直になれない現代の若者たちの群像劇！カンテレxFOD完全オリジナルドラマが始動！

仕事はデキる！探求心もあり、将来の自分の為の備えも怠らない・・・高坂健斗は傍目にはそう見えるが、しかしそれは本当の自分と向きあう時間を持つことが怖いだけであった。そんな“かくれぼっち”なイケメンこじらせ男子が、自身が担当する売れっ子アイドル漫画家センセーと、かつて自分がうっかり心を開きかけた憧れ？の変わり者の年上派遣社員、一見対照的な二人の女性に対する、自分でも不可解な感情のあいだで揺れ動く。数々の作品で演技力が光る伊藤健太郎が主演を務めるオリジナルシリーズドラマ。

イベントレポート

紺色のシックなスーツ姿で登場した伊藤。伊藤演じる高坂健斗は心を閉ざしてしまい、なかなか人に心を開かないキャラクターだ。そんな高坂が全くタイプの違う女性2人と一緒に過ごすことでどう変わっていくのかが本作の見どころとなっている。

お仕事ドラマかと思いきや、同棲の話も飛び出した予告ムービーを視聴後、伊藤は「ドラマをみていただいていくうちに『早くない!?』ってびっくりするような展開がてんこ盛りになってる部分もあります。」と期待を煽る。



2人の女性の中で、愛と尊敬の感情の中で揺れ動き葛藤していく高坂だが、演じるにあたって「愛と尊敬って自分が抱える感情みたいな部分がすごく似てるなって思った」と伊藤。「そこの演じ分けをするっていうのは難しい作業だなっていうのは改めて思った部分でもありました。なので、そこをわかりやすくするために、2人の女性に対して向ける健斗の言葉だったり感情っていうのは、すごく意識して演じさせていただきましたね。」と演じるにあたっての工夫を明かした。

言葉にできない部分を表現することの難しさを改めて実感したとのことで「この作品を通して自分自身も学べる部分とか たくさんありましたし、見ていただいている人たちにもそんな部分が伝わってくれたら嬉しいなっていうのは思ってますね。」と芝居を振り返った。



そんな高坂と自身の共通点は「全くなくてですね・・・」と伊藤。「(高坂は)心を閉ざしてしまうタイプで本心をなかなか相手に言わないタイプなんですけど、(自身は)割とオープンな方だなっていうのは思ってるので、なかなか共感できない部分がすごく多かったです。でも理解できる部分は同じ男としてあるかなって思いました。」と共感は難しくも理解できる部分はあったと語った。

作品のタイトルにもある“かくれぼっち”についても「僕もあまりわかんないんですけど(笑)」としつつ「居場所はあるんだけど、どこか孤独に感じてしまったりだとか、寂しいなっていう風に感じてしまうっていう。特に現代を生きている方々の中では結構多いんじゃないかなっていうのはなんとなく思っていて。」と解説。SNSが普及している時代背景にも触れつつ「生きてて自分の本心を本音で話し合える仲っていうのはそんなに出会えることではないと思うので、だからこそ出会えた時にすごく大切な人になるんだろうなと思うんですけど・・・だから“かくれぼっち”は多いんじゃないかなと思いますね。」と話した。

また「ありがたいことに友人だったり家族だったりにもすごく恵まれてるので、寂しいなって思うことはあまりないんですけど」と自身の環境に感謝しつつ「強いて言うならこういうお仕事をさせていただいてると、華やかな場所に呼んでいただいたりだとか、ファンの方々と交流させていただく時間があったりした後に、1人でスーパーで買い物をしてる時とかにさっきまであんなにいろんな方々が周りにいたのに、俺は今1人でネギを片手にいるなって・・・」と、俳優ならではの寂しさを感じるタイミングを明かした。



最後に「“かくれぼっち”だなと感じてしまう方々がたくさんいると思うんですけど、このドラマを観ていただいて、どこか心が穏やかになったり、くすっと笑っていただけたりとか、泣けるまで行けるかはわからないですけど(笑) あったかい気持ちになれるドラマだと思っています。“かくれぼっち”は自分だけじゃないんだなっていう風に受け取っていただけたら、この作品が生まれた意義があるのかなと思いますので、こんな風に受け取っていただけたら嬉しいです。」とドラマに込められたメッセージと期待を投げかけた。