【木村柾哉×山中柔太朗インタビュー】出会いはダンスの先生と生徒。そんなふたりが親友役として再会♡「柾哉くんは笑顔が王子様」「柔太朗が成田のように支えていてくれた」お互いの印象・エモい共演エピも!!<映画『あたしの!』>



11月8日(金)より全国公開中の映画『あたしの!』で、渡邉美穂さんとともにW主演を務めた“誰もが憧れる学校イチの王子様・直己役”の木村柾哉くんと、“直己の親友のイケメンクール男子・成田葵央役”の山中柔太朗くんのインタビューをお届け♡

本作は、「ヒロイン失格」や「センセイ君主」なども手掛けた幸田もも子が描いた大ヒットコミックを実写映画化した作品。幼なじみの女子ふたりの負けられない恋愛バトルを繰り広げられます!

俳優のみならずアーティスト活動もしているおふたり。実は木村くんのデビュー前からふたりの関係があったとか!?インタビューで、いろんな話を深堀りしてきました♡



初の映画出演&主演!不安もあったけれど、クランクアップしたときは達成感で満ち溢れていた

■木村くんは今回、映画初出演で初主演! 出演が決まったときのお気持ちは?

木村柾哉 決まったときは不安が大きかったです。まずファンの方もびっくりするだろうなと思いましたね。現場に入る前はいろいろ考えてしまって不安だったし、慣れない現場で大変なこともあったのですが、クランクアップしたときは達成感で満ち溢れていたので、現場に入る前の自分に「大丈夫だよ」と教えてあげたいです。

■出演はどういう状況で聞きましたか?

木村 ライブの直前に「決まったよ」と教えてもらいました。演技には興味があったので「一生懸命にやらせていただきます!」と返事をさせてもらって。

■木村くんが主演を務めることが発表されたとき、ファンの方の反応は見ました?

木村 チェックしました(笑)。びっくりされている方がほとんどで、中にはお祝いしてくれている方もいました。一生懸命に頑張ったので、映画を楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。

柾哉くんは笑顔が王子様



■今回共演されてみて気がついた、お相手が演じた役とご本人の共通点を教えてください。

山中柔太朗 直己はめちゃくちゃモテるじゃないですか。あと、王子様的な雰囲気があるんですが、顔面も含めて、柾哉くんもその雰囲気を持っているなと。

木村 いやいやいや(笑)。

山中 みんなから愛されるというところは持っていると思います。

■王子様っぽいと感じた瞬間は?

山中 柾哉くんは笑顔が王子様なんですよ!

木村 (笑)。

山中 (木村くんを見ながら)こういう笑顔です。この笑顔のおかげで現場が和んでいたし、現場にいるだけでいいという雰囲気がありました。

柔太朗自身もこのクールな雰囲気からは想像もつかないユーモアさがある



木村 柔太朗くんが演じた成田はちょっとユーモアがあるんです。柔太朗くん自身もこのクールな雰囲気からは想像もつかないユーモアさがあって、そういうところは似ていると思いますね。あとなんか、影で支える系。まわりを見ていて影で支えることができる力を持っている、とういうところも似ていると思います。

■現場では山中くんのユーモアな一面が見れました?

木村 一発ギャグをするとか、そういうことではないんですけど。ノリが似ているのか、僕のツボをついてくるんですよ。お互いに話していると楽しいという空気感があって、ユーモアがあるなと思っていました。

■影で支えるイメージというのは、現場で実感されたのでしょうか?

木村 僕、今回映画初出演で初主演をさせていただいて、本当にはじめてだったので、演技の面でも引っ張ってくれていたのをすごく感じていました。柔太朗くんが成田のように支えていてくれました。

監督と3人で話したり、台本を読んだり。役への解像度をあげていった

■現場ではお芝居のお話などされましたか?

山中 監督さんがすごくお話をしてくださる方だったので、監督さんと3人で話したりしていましたね。

木村 そうだね。

山中 僕は役と自分が近しい気がしていたんですが、直己はすごく難しいだろうなと思っていました。監督さんといっぱい話されている姿は見ていましたね。

木村 直己はちょっとミステリアスで、心の内が読めないところもあって。僕も原作漫画を読ませてもらったときに、心の内が読めないなと思っていたんです。台本を頂いて、読みくだいていきながら、原作の設定などと合わせ、少しずつ御供直己の解像度が上がっていったのかなと思っています。

4人でMBTIについて話したり。給食の時間を過ごしているような気分



■撮影現場はいかがでしたか?

木村 ほぼほぼキャストが4人しかいなかったから…。

山中 本当にね。

木村 控室も一緒で、もう…しゃべるしかないんですよ(笑)。

山中 しゃべること以外、することなかったよね(笑)。

木村 学校で撮影をすることが多くて、お昼休憩とかもどこか人がいない場所にいけるわけでもなく、ずーっと同じ教室にいました(笑)。

学生の頃の給食の時間を過ごしているような気分でしたね。いろいろお話をさせていただいて…。仲はそうですね、それなりに…。

山中 それなりに(笑)。仲良くなれたと思います。

木村 (笑)。齊藤さんが、性格診断のMBTIにめちゃくちゃハマっていて、3時間くらい話していたのを覚えています。

山中 永遠に語っていましたね。

木村 柔太朗くんはこの性格だから…みたいな感じで話していて、めずらしいね!とか。でも俺、まったく分からないから珍しいかも分からなくて(笑)。まさかのこっちの性格なんだ!とか言われたことだけは覚えています。

渡邉さんと齊藤さんは卒業されていますけど、みんな“アイドル”という共通点があって。

山中 現場に入ったばかりの頃で、齊藤さんが会話を引っ張ってくれていたように思います。

木村 あと渡邉さんと齊藤さんは卒業されていますけど、みんな“アイドル”という共通点があって。そんな話もしました。

山中 握手会でこういうことがあるよ、とか。

木村 同じ握手会といってもやり方が全然違うんだねって。そんな共通の話題とか、現場でしていました。

久しぶりの再会。“久しぶり感”が全然なかった



■初共演だけど実は久しぶりの再会。現場はいかがでしたか?

木村 最初に柔太朗くんに会ったのはかなり昔で、お互いに画面越しには活躍を見てはいたので、久しぶりの再会だったんですけど、“久しぶり感”が全然なかったんです。最初からこんな感じでした。

山中 本当にこんな感じでした。

■おふたりが演じた役はうらやましくなるくらいの空気感のある親友でしたね。

木村 そうですね。成田みたいな親友がほしいなって思います。

山中 僕も直己みたいな友達、欲しいです。僕、性格的になにかをしてあげたいタイプなんです。直己って、ちょっと何を考えているか分からないタイプじゃないですか。そういう人を大きなお世話かもしれないけれど、面倒みないと!と思うタイプなので、そういうタイプの友達は合うと思うんです。

■演じた成田とご自身は似ている部分があるんですね。

山中 そうかもしれないです。

■木村くんはいかがですか? 直己との共通点はありますか?

木村 そう簡単には人に自分の“闇”の部分を見せないという点は似ているかなと思いますね。成田にだけはちょっとだけ見せるシーンがあるのですが、心を許している人には見せるというところも少し似ているかなと思っています。

「自分にはない要素が直己にはたくさんある」「(成田は)ちょっとだけ自分より明るい」



■演じてみていかがでした?

木村 本当に難しかったです。こうやって似ている部分もあるんですけど、本質的には似ていないので。ちょっとチャラくて、モテていて…自分にはない要素が直己にはたくさんあるので、ちょっと苦戦しました。

■結構、悩みました?

木村 本当に下手したら、自分になってしまうんですよ。でも直己を演じなくてはいけないので、難しかったですね。

■山中くんは演じてみていかがでしたか?

山中 僕は今まで演じてきた役のなかで、一番演じやすかったと思います。ただ、ちょっとだけ自分より明るいので、その部分をナチュラルに出すときに、一気にテンションを上げなくてはいけなくて、それは苦戦というか、難しかったです。ちょっと気を抜くと下がっていっちゃうので、役として自然体で明るさをキープするということは意識していました。

出会いはダンスの先生と生徒。ちょっと怖めの先生だったけど、優しさを隠せていなかった!?



■デビュー前からの知り合いのおふたりが“俳優”として再会。何か新たに知った一面などはありましたか?

木村 僕がデビューする前に見ていた柔太朗くんは幼くて、少年というか子供だったんですよ! 今回、こうやって共演をして一緒にお芝居をして、僕が言うのもなんですが(笑)、本当に成長しているなと感じましたね。

山中 柾哉くんはダンスの先生だったんですけど、ちょっと怖めの先生でした(笑)。ちょっとスパルタ系で…。

木村 スパルタ系でやらせてもらっていました(笑)。

山中 でも今、思い返してみたら、話し方とかまったく変わっていないんですよ! そういえば昔もこんな柔らかい感じだったなーと。柾哉くんも当時は頑張ってスパルタしていた!と言っているんですけど、今思えば(この優しい感じを)隠せていなかったんだなと(笑)。こんな感じの話し方だったので、本当は全然怖くないですよね。なんで当時は怖かったんだろう?(笑)。

■昔を知っている仲として、演者としての再会は気恥ずかしさはなかったですか?

山中 それはなかったです。芝居で恥ずかしくなるのはM!LKのメンバーくらいじゃないかな(笑)。外の現場なら大丈夫なんですが、内々でやるときはちょっと恥ずかしいです。

直己に思わずツッコミ。「立てよ!!って、思っていました(笑)」




■劇中、印象に残っているシーンはありますか?

木村 学校一の美女に直己が屋上で告白されるシーンがあるんですけど、「付き合ってください」って言われているのに、直己は座ったまま振るっていう(笑)。立ちもせず、振り返りながら、「付き合う気がない、彼女を作る気がない」とサラッと…。立てよ!!って、思っていました(笑)。

■ではもし木村くんがそんな状況で告白されたら…?

木村 僕だったら立ちますよ(笑)。直己にとって、告白は日常茶飯事で慣れちゃっているからしょうがないのかなって思いました。実は振り返るシーンを撮るときにめちゃくちゃまぶしかったんですよ。

山中 照り返しがすごかったんです。

木村 振っているのに、顔がこんな風に(ちょっとしかめっ面をする木村さん)なっていて(笑)。

山中 目を頑張って開けていましたよね(笑)。

木村 そうそう、かっこよくない(笑)。

ふたり(小田惟真くんと笠井悠聖くん)がすごく可愛くて(笑)。

■山中くんが印象に残っているシーンは?

山中 僕、小田惟真くんと笠井悠聖くんのふたりが演じた、ちょっとオタクな2人組がいるんですけど。あのふたりの登場シーンは結構いいスパイスになっているなと思っていてお気に入りです。

木村 めっちゃいいスパイスになってるよね! 結構出てくるし、監督も超お気に入りだったよね。

山中 ふたりがすごく可愛くて(笑)。撮影のときも癒やしでした。

ストレートなあこ子と、汲み取ってよ!の充希。ふたりはどっちタイプ?



■劇中には、ストレートに気持ちを伝えるあこ子と大人しく見える一方で、あざと女子の片鱗ものぞかせる充希の2タイプの女子が登場。お互いに合うと思う女子はどっちのタイプ?

山中 難しい…。

木村 柔太朗くんに合いそうなのは充希タイプ。柔太朗くんがいろいろと気がつくタイプだと思うので、ちゃんといろんなことを汲み取っていけて、長く付き合っていけそうな気がします。

山中 たしかに。そうかもしれないですね。自分でも、充希のほうがいいかなと思います。あまり「好き! 好き!」と言われちゃうと、、、
。僕も柾哉くんに合うのは充希なのかな?と。

木村 僕は…あこ子かもしれないです。わかりやすいのが一番です。女の子っぽいのは充希かもしれないのですが、「言わなくてもわかってよ!」と言われるより、はっきりと言ってくれるほうが分かりやすくて付き合いやすいのかな?と。

山中 ハズレちゃいました(笑)。

■おふたり自身はストレートなあこ子と、汲み取ってよ!の充希。どちらのタイプですか?

木村 どっちでもないです(笑)。

山中 僕もあこ子みたいにストレートにはいけないです(笑)。

木村 充希よりはさっぱりしているけれど、あこ子ほど直球で伝えるタイプではないかなーと。

山中 同じタイプです(笑)。

映画の撮影中に撮った写真を家の冷蔵庫に貼っています(笑)。



■最後にサイト名Emo!miuにかけて、最近エモいと思ったこと、心が揺さぶられたことがあったらおしえてください。

木村 少し前にL.A.に行ったのですが、そのときにL.A.在住の友達に、8年ぶりくらいに会いました! その人は第一言語が英語、第二言語が韓国語なんです。当時の僕は韓国語がまったく分からなかったので、頑張って英語でコミュニケーションを取っていたんですけど、今は僕が少し韓国語をできるようになったので、韓国語でコミュニケーションを取ったんです。お互いに当時は英語で頑張って話していたのに、今は韓国語で会話ができるようになっていて「なんか変な感じだね」って(笑)。再会したことにも、韓国語で話していることにもエモさを感じました。

山中 うわ~、そのエピソードを超えるエモさはないです(笑)。あ! 映画の撮影中に撮った写真があるんですけど、それを家の冷蔵庫に貼っています(笑)。

木村 えー! マジで? なんかかわいい。

山中 今も貼ってあります(笑)。

木村 エモっ! …僕、もらってない。

山中 (笑)。なぜか僕のところにあるんですよね(笑)

■たくさんのお話をありがとうございました!



【Message Movie】
coming soon…


【Making Movie】
coming soon…



―PROFILE―




木村柾哉
1997年10月10日生まれ。愛知県出身。
第63回日本レコード大賞で新人賞を受賞するなど、活躍中のグローバルボーイズグループ・INIのリーダー。特技のダンスを活かして、INIの楽曲の振付を担当することも。個人としては、2022年10月「君の花になる」(TBSテレビ)でCHAYNEYのリーダー・ミナト役でドラマ初出演。本作が映画初出演・映画初主演となる。

山中柔太朗
2001年12月23日生まれ。栃木県出身。
俳優として、ドラマ「飴色パラドックス」、「ブラザー・トラップ」、映画『静かなるドン2』などの話題作に多数出演。「飴色パラドックス」では初W主演を努め、11月放送のMBS ドラマ特区「初めましてこんにちは、離婚してください」への出演も決まっているなど、多彩な表現力や雰囲気を武器にネクストブレイク俳優として注目を集めている。5人組アイドルグループ『M!LK』のメンバーとしても活動中。


―INFORMATION―
映画『あたしの!』
2024年11月8日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:渡邉美穂、⽊村柾哉(INI)、⿑藤なぎさ、⼩⽥惟真(THE SUPER FRUIT)、笠井悠聖、藤⽥ニコル、⼭中柔太朗
主題歌:INI「Break of Dawn」(LAPONE Entertainment)
挿入歌:チョーキューメイ「シナモン」(神宮前レコード)
原作:幸田もも子「あたしの!」(集英社マーガレットコミックス DIGITAL刊)
監督・撮影・編集:横堀光範 
脚本:おかざきさとこ
音楽:遠藤浩二
配給:ギャガ

©幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会

新着ニュース

Present

more