超特急・ファンミーティングイベント『MEMORIAる 8号車の日』を開催!「カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの僕たち5人に、神様がシューヤとマサヒロとアロハとハルの4人をプレゼントしてくれた」
2024.8.9
隙のないクールでアグレッシブなダンス&ボーカルと、変顔が炸裂するエキセントリックなポップチューン。その双方を自在に行き来するパフォーマンスで人気沸騰中の9人組ダンス&ボーカルグループ超特急が、8月7・8日にファンミーティングイベント『MEMORIAる 8号車の日』を、横浜BUNTAIで全3公演にわたり開催した。ファンの名称である“8号車”にちなみ、毎年8月8日は“8号車の日”として特別なライブやイベントを行ってきた超特急。2022年の8号車の日には、11号車から14号車までの2桁号車4人が加入し、9人編成となった記念日でもある。それから2年が経った今年はライブのみならず、9人を3チームに分けての企画コーナーやゲームでバトル。時には8号車の協力も仰ぎながら、普段のライブとは異なるアットホームな空気で各メンバーの人柄も露わにして、ファンとの温かな親交を深めた。
ファンクラブ会員のみで埋め尽くされた客席を前に、まず前説を務めたのは「稜海」こと2号車のカイ(小笠原海)と3号車のリョウガ(船津稜雅)。「稜海」のコンビ名で昨年からは単独でトークライブを行い、現在スペースシャワーTVで1クール限定のレギュラー番組『稜海しました!inスペシャ』を持つなど、話術には折り紙付きの2人が「こんにちは~」と現れ、ジャージと便所サンダルでユルすぎるトークを繰り広げていく。初日から「いつか僕たちだけで武道館を埋めたい。どうしたら武道館を埋められるのか?」とカイがボケまくり、リョウガが「俺たちみたいなのが立ったらダメです!」とツッコむという、超特急での2人とは関係性が逆転しているのも「稜海」の醍醐味。2日目に至っては武道館公演でのグッズについて「僕ら毎回両面顔面グッズを出してるんです。便利なものがいいよね……十徳ナイフとか!」と話し始めるカイに、リョウガもお手上げ状態になっていた。FC限定で配信が入った2部では「僕たちは配信に乗らないって聞いてたのに……」と、ステージでスマホをいじる始末。さらにカイは「今日このためにボイトレしてきました!」と微笑み、「武道館の次はアリーナツアー。世界各国のJAPAN EXPOに通訳なしでいきたい、コーチェラとか海外のフェスにも出たい!」とパンクな発言をして、リョウガに「冗談ですからね、本気にしないでください!」と釈明させる。最後は「じゃあ、武道館で会おうぜ!」と堂々宣言。それでいてステージの大型ビジョンを全面ではなく一部のみ使用する謙虚さや、3公演でジャージの色を赤、白、青と替えるささやかなお洒落っぷりも微笑ましく、今後のさらなる躍進に期待したい(笑)。
2人がステージを後にし、発車ベルに続いてクール、コミカル、セクシー、ワイルド、キュート等、メンバーが多彩な表情で魅せるオープニング映像が流れると、満場の8号車からは早くも大歓声が。幕開けから超特急の豊富な引き出しを見せつけたところで、なんと「客席からお邪魔します。8号車の日、お前ら全力で盛り上がっていこうぜ!」(リョウガ)とスタンド席にメンバーが登場し、今年4月にリリースした最新EPから「ジュブナイラー」をお見舞いする。舞台セットのネオンが激しく点滅するなか、各種音楽番組で旋風を巻き起こしてきた“トンチキ”ソングで、9人は8号車の歓声を浴びながら客席を駆け回ってステージにダッシュ! リョウガを中心としたブートキャンプ風の振り付けが特徴的なハイエナジーなダンスに、8号車の“もっと頂戴! ぜんぶ頂戴!”というコールが青春パワーをチャージして、ハイテンションなパフォーマンスを一瞬も休むことなく怒涛に繰り広げていく。
そこから笑顔いっぱいの「My Buddy」では9人と8号車が一斉に手を重ねて踊り、珍しくメガネ男子と化したタクヤはカメラ越しにキス顔でアピールして、アロハは“8号車! おめでとう!”とコール。客席では9人のイメージカラー+8号車カラーのピンクのペンライトが躍って、ハートフルな楽曲とメンバーの愛らしいダンスと表情をきらびやかな光で彩る。しかし、照明が落ちると空気は一転。超特急のクール&エモーションを叩きつけて画面越しにお茶の間を沸騰させた「Steal a Kiss」が投下される。ダンスマスターのユーキ&マサヒロが牽引する研ぎ澄まされたバチバチのダンスに、沸き立つ高揚感を混ぜ返し翻弄するトリッキーなボーカル、そしてキスを誘うように自らの顔を指で指し示すセクシーな仕草は、超特急の“カッコいい”の究極形。8月8日の“8号車の日”当日には、曲中の決めゼリフで「8号車が好きなんだよ」(1部)、「好きじゃなくて大好きなんだ」(2部)とユーキが今日だけのアレンジをして、8号車の体温と場内の温度を天井知らずで上げていった。
ここでメンバーが「8号車の皆さん、おめでとう!」と口々に8号車を祝い、初日に「ネイルを8号車色のピンクにしてきました」と報告したタカシは、2日目も「ピンクのハートを顔に敷き詰めてきました」とニッコリ。あらゆる意味で会場の空気がピンクに染まったところで、あまりの熱気に「生きて帰って!」と体調管理を呼びかけながら、9人が抽選で3チームに分かれて点数を競い合う企画コーナーへと突入する。
初日最初のゲームは“すべての曲を聴き分けろ!3両ミックスソング”。3曲ミックスで同時再生された超特急楽曲のサビから曲を聴き分けるというもので、あまりの難易度にカイは「超特急って今200曲くらいある。200分の3を当てろって!」と憤慨。なんとか聞き取ろうとスピーカーにかじりついたり、それぞれに聞こえやすいポジションを探したりと工夫を凝らす。それを妨害しようとするユーキとアロハを含むCチームは、だが、タカシの力もあって抜群の回答率。どうしても聞き取れない最後の1曲を聞き取って「すごい!」と称賛されていた彼らは、その癒し系な顔ぶれから「街ブラのロケとかさせたい!」と他チームからも評されていた。だが、そんな彼らも続く“共通点を探せ!8号車プロファイリング”では失速。ビジョンに表示された3つのお題に当てはまる8号車が立ち上がり、それを見てお題の3つは何かを各チームの代表者が当てるというもので、これまた高難度の企画だ。“超特急のグッズTシャツを着ている人”等の見た目でわかるものでなく、“DVDやBlu-rayを持っている人”といったお題では、該当の8号車を近くまで見に行ってもOKとのことで、メンバーが席まで走り寄って間近で荷物をのぞき込むという普段のライブでは絶対ありえない場面も。こちらではカイ、シューヤ、マサヒロの自称“海鮮チャーハン”チームが強さを発揮し、見事総合優勝に輝いた。
2日目1部で行われたのは“どんどん連結!借り物しりとり”。ビジョンに表示されたひらがな1文字から始まるアイテムを会場の8号車から借りて、そのアイテムの最後の文字から始まるアイテムを次のメンバーが借りるというものだ。レアな連結をしたチームが勝利ということで、各メンバーとも「ちょっとレアなもの探してみて!」と客席に突撃。なんとか協力しようとアイテムとペンライトを振り、声を張り上げてアピールする8号車の元に走り寄れば、間近に迫るメンバーに8号車も大歓喜だ。8号車の「は」で始まった1回戦ではタクヤが「箱ティッシュ」、アロハが「阪神タイガースのステッカー」をチョイスし、自称 “チーム末っ子”はカイの「バインダー」からタカシの「ダンディハウス(のおしぼり)」で拍手喝采を受けるも、ハルが「スイカの断面(のポーチ)」で無念のアウト。2回戦は超特急の「ち」でスタートし、マサヒロが「聴診器」でアロハの胸や腹をまさぐったり、カイが空手県大会の「金メダル」を借りたりと、「なんであるの?」と言いたくなるアイテムが次々に登場して、8号車もまた多彩であることを証明する。続いて “ダイヤを乱すな!せーのでポーズを合わせましょう!”は、メンバーがお題に合わせたポーズを取り、チーム内でシンクロした人数が多いほどポイントが加算されるというもの。「手でハートを作るポーズといえば?」「忍者のポーズといえば?」といったお題が矢継ぎ早に繰り出されたこの企画では、タクヤ、ユーキ、シューヤの自称“チーム・インテリ”が全員正解を連発。総合結果で見事に優勝し、最下位はリョウガ、マサヒロ、アロハの“チーム・ゴリゴリ”となった。
2日目の2部では、メンバーの希望もあって“すべての曲を聴き分けろ!3両ミックスソング”にリベンジ。初日の経験を踏まえ、流れる音に耳を傾ける9人の顔は真剣そのものだが、やはり難易度はエベレスト級だ。リョウガが「これ本当に超特急の曲?」と不審がり、「俺、これ苦手だ!」(カイ)、「やばい、全然わかんない」(タクヤ)と1桁号車が軒並み苦戦するなか、アロハは「わかった! 絶対これ!」と自信満々で1問目を見事に全問正解。「ガチすごい。悔しい!」とハルが歯噛みしての2問目では、なんと全部ec聞き取れたという会場の8号車に各チームが聞きに行き、耳打ちしてもらうというアンビリーバブルな光景も現れた。おかげで正解を出せたリョウガは、8号車に向かって投げキスと指ハートを大サービスしたものの、その彼を「ユーキが本気すぎる!「Beautiful Chaser」の目になってる!」と慄かせたほど3問目は超難関。全チーム2問のみが正解で、最後の1曲が「Time Wave」だったと発表されると「マジ!?」「これはムズい!」の嵐になった。ラストバトルは“快速で答えて!8号車全員ジェスチャー!”。ビジョンに出題されたお題を、会場の8号車全員がジェスチャーでメンバーに伝えていくというもので、「腕相撲」「タコ」「カーリング」といったジェスチャーを数千人が繰り出すというカオスに、ハルも「こっちからの景色みんなに見せてあげたいよ! すごいよ!」と興奮する。8号車の絶妙なジェスチャーに「バナナの皮で滑るお相撲さん」「酔っぱらった忍者」「サングラスを忘れたモグラ」といった難問にも正解し、タカシは「8号車の表現力がホントにすごいからわかりやすい!」と称賛。「綱引きする宇宙人」というお題はタイムアップとなったものの、喉を叩くことで宇宙人を表現した8号車のアイディア力には、メンバーも「よく出てくる!」と脱帽していた。大接戦の末にテンポよく答えたカイ、タクヤ、ユーキが優勝、シューヤ、マサヒロ、アロハが最下位に。3公演全敗となって「3回連続罰ゲームなんだけど……」とボヤいたアロハは、リョウガに「できないの?」と挑発されて「やってやろうじゃないか!」と拳を握る。
各公演、優勝チームにはサマージャンボ宝くじ3万円分が贈られ、最高7億円当選のチャンスが。最下位のチームには「Steal a Kiss」曲中の決めゼリフをオリジナルの台詞に変えて発表するという罰ゲームが課されたが、これにはメンバーも沸きまくりだった。初日公演では「絶対はなさねーからな」(アロハ)、「ねぇ、キスしてもいい?」(ユーキ)、「アツアツのタコ焼き食べさせてやるわ」(タカシ)と、それぞれに“らしい”セリフを三連発し、タクヤは「いやぁ、食べさせてほしいですね。やけどした!ってね」と大喜び。2日目の1部でもマサヒロの「キス……していい?」とアロハの「俺の女に触れんじゃねぇ」がメンバーをも撃沈させ、ハルは三点倒立をし、タクヤは「キスしたくなりました……」と椅子から崩れ落ちた。対して「いつも最後にされるから」とトップバッターを買って出たリョウガは「こっち見んなよ」でNG判定。やり直しのターンでは死の呪文を呟いて「それはダメ!」とハルの怒りを買う。2部では「俺の嫁にならねーか」(アロハ)、「離れないで」(シューヤ)と全力でキメた2人をよそに、腕を組んで「抱きしめたい」と野太い低音で呟いたマサヒロが、場の空気をすべてかっさらうことに。その劇画チックなたたずまいに、カイは「王騎……?」と人気漫画のキャラクター名を挙げ、またしてもタクヤとハルは床に転がりのたうつばかり。さらにタクヤが「俺、罰ゲームしてない」と言うと、突如「Steal a Kiss」が流れて無差別にメンバーを捕まえて決めゼリフを強要する無限ループに。最後に再びの「抱きしめたい」でマサヒロが大爆笑を巻き起こし、カイは「踊ってないのにすげぇ疲れた!」と息を切らした。
ちなみに最終公演では、8号車のあまりの奮闘ぶりに「みんなの汗で煙ってない?」とシューヤが指摘するほど熱くなった場内で、より深くメンバーについて知ってもらおうと“裏の裏の裏の素顔を暴け!性格診断”なるコーナーも。今、世界中で注目されている16のタイプ分け性格診断の結果が発表され、2号車カイは“仲介者”、3号車リョウガは“論理学者”、4号車タクヤは“冒険家”、5号車ユーキは“エンターテイナー”、7号車タカシは“提唱者”と、まずは1桁号車のタイプが紹介される。リョウガの「人間関係を作るのが苦手です」、ユーキの「コツコツとした作業は苦手です」等、8号車も頷きまくりの性格診断で和みながら、2桁号車の4人についてはさらに細かく深堀り。リーダーシップを発揮すると言われた“指揮官“のシューヤは「確かに学生時代、体育祭ではリーダーだった」と胸を張ったが、「思いやりがある」「相手の幸せを第一に考える」と評された“領事”のマサヒロは「まさにその通りです」とご満悦。「シューヤと全然違うね」とズバリ指摘したタクヤは“冒険家”と“領事”は相性が良いと言われて「幸せ!」と頬をゆるませた。ユーキと同じ“エンターテイナー”のアロハも「その通りです!」と認め、対照的に“エンターテイナー”と相性が良いと言われたリョウガは「やめろ!」と不満げに。“起業家”のハルに「エネルギッシュだが思いやりに欠けるところも」という結果が出ると、シューヤは「確かに!」と同意して、ハルに「黙れ!」とツッコまれる。
リョウガいわく「ファンミーティングならではの、みんなで一緒に騒ぐ」企画コーナーが終わると、9人編成となった2022年8月8日以降の軌跡をライブ映像やMVで辿るメモリアルなVTRが流れ、最後に「8号車いつもありがとう!」の文字が。そしてシューヤの歌声が“Happy”を繰り返し、全員で“Congratulations!”と声を合わせる「MEMORIAる」でライブ後半戦がスタートする。ユーキ自らが「お祝い事で流せる曲が欲しい」とリクエストして作られたポップチューンの初披露は、8号車に感謝を伝えるアニバーサリーイベントの場にベストマッチ。8号車カラーのシックなスモーキーピンクの衣装で“キミが主役だYo”とハジけながらピースとハートを振りまき、曲中のシャッター音に合わせて「おめでとう!」と8号車をバックに記念撮影するのも嬉しい。“メモリアる”と高らかに歌い上げるツインボーカルの高音も伸びやかに響き渡って、ユーキは「これからも、たくさんの思い出を皆さんと作っていきたい。8号車とたくさんのメモリアル、記念をつないでいけたらと、この曲を作らせていただきました」と想いを語った。
さらに「これからも僕たち超特急と走り続ける準備できてますか?」とリーダーのリョウガが呼びかけ、8号車と共に超特急ポーズを繰り出して「走れ!!!! 超特急」に続くと、なんと9人は二手に分かれてアリーナ&スタンド席へ!メンバー同士で肩に手をかけて連結し、8号車に囲まれて電車ごっこをするという、ファンミーティングならではの光景で客席を沸かせる。3階席までくまなく駆け上がって手を振り、ステージに戻ってから「物理的な意味で8号車を近くで感じられるのは幸せ」とリョウガは初日にポツリ。今年も8号車の日を迎えられた感謝を改めて述べ、初日のタカシは「ホンマにね、今日……いろんな意味で楽しかったです。早く皆さんに熱々のたこ焼きを食べさせたいです!」と左手にエアたこ焼きを乗せる。カイは9人体制になって2年が経過したことに触れ「結成から10年間、いろんなことがあったけれど頑張ってきたカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの僕たち5人に、神様がシューヤとマサヒロとアロハとハルの4人をプレゼントしてくれて、この9人の超特急になって2年間走ってくることができたのかなと思っております」と想いを吐露。「1桁号車の僕以外の4人の誰かが欠けていたら、きっと僕はココにいなかったかなって思いながら活動をして。そんな風に大切に思える僕以外の8人が今ココにいるということが、すごく幸せに感じております」と漏らした。マサヒロは「この2年間は僕にとって人生が大きく変わり、たくさんの方に愛していただいた」と語り、「ここから先も僕はずっと9人でやっていきたい」と断言。「僕たちのやるべきことを改めて見つめ直して、3年目に突入したいなと思っております。2年間ありがとうございました。そして3年目もよろしくお願いします」と頭を下げた。
2日目の1部では「何か……久々にキそうな予感がしてますね」とタクヤの目が潤みがちに。「みんなの居場所はここにあるんでね。学校、仕事、大変だろうけど僕たちが待ってるんで、いつでも会いに来てください」と嬉しい言葉をくれた。また、リョウガも「フェスとかで話題になるのは、いつも8号車。“8号車の一体感すごかった!”って、俺たちは!?」と8号車を絶賛。「8号車は自慢の仲間でもありますし、日々感謝を伝えても伝えきれない想いでいっぱいです。いつもふざけてばかりなので、なんて言って締めたらいいのかわからないですけど……5文字で締めたいと思います。ありがとう!」と、いつになく真面目に心の内を明かした。2年前に加入したアロハは「初めてステージに立ったとき、カイくんが“この9人で正解にしなければならない”と言っていたのがすごく響いて、その言葉を毎回抱えてパフォーマンスしてます」と告白。1桁号車の5人に改めて感謝し、2桁号車の4人には「俺が戸惑ったとき、フォローやアシストしてくれて本当にありがとうございます。まだまだメチャクチャ迷惑かけると思うんですけど、とにかく皆さんを笑顔にするために全力で活動していくんで、よろしくお願いします」と涙をにじませ、温かい拍手を呼んだ。
最終公演では、2桁号車が加入した日という意味でも“8号車の日”が大切な記念日になっているとユーキが話し、「8号車の日があるからこそ、この1年さらに気合を入れて、気を引き締めて頑張っていかないと……という気持ちになれるので。来年も8月8日、一緒にお祝いしてください」とリクエスト。シューヤは「加入からの2年が5年くらいに感じるほど、濃い時間を過ごさせてもらっている」と語り、「一回ね、僕は夢をあきらめた身ですけれど、こうして仲間と一緒に歌を届けたりパフォーマンスできている今が、本当に僕は……」と声を詰まらせ、「幸せです」と振り絞った。「超特急に入ってより多くの人に歌を届けられる、この幸せをこれからもずっと噛みしめていきたいので、これからもこの9人で、そして8号車みんなのために僕は歌い続けます」と公言した彼に続き、同じく2年間を振り返ったハルは「みんなといれて、僕はすごく楽しかった!」とキッパリ。「加入したころは17歳で、何もできないちっぽけな子どもだった僕を成長させてくれたのは8人と8号車の皆さんです。弱音を吐きたいときでもみんながいるからこそ頑張れるので、3年目もこの9人で、よろしくお願いします!」と元気に挨拶した。
そして「最後は8号車の皆様に感謝の気持ちを込めて。9人の超特急の始まりの曲を披露したいと思います。今、この場で胸を張って言います。この9人が最高です」と神妙にカイが告げ、耳に届いたのは「gr8est journey」。ツアーファイナルでもあった2年前の8号車の日、アンコールで2桁号車の加入を発表した直後に9人でパフォーマンスした壮大なナンバーを、積み重ねてきた月日を改めて確かめ、未来へとつなげるように鳴り響かせていく。当時より明らかに歌割の増えたシューヤは、音からも表情からも楽しげにタカシと歌声を絡ませ、紡いでいく心ときめかせるハーモニーは絶品。新体制となった直後に漂っていた緊張感も今はなく、代わりにうかがえるのは2年の道のりで培ってきた自信と、そこから伸びる道をひたむきに突き進んでいくのだという決意だ。カイはハルの肩を抱き、9人と8号車で互いに想いを分かち合いながら、勇ましくカウントアップして「一緒に!」(カイ)という号令で8号車と共に作るのは大きな“8”の字。ピンク色の銀テープが祝砲を鳴らし、8号車が左右に大きく振るペンライトがカラフルな光の海を浮かび上がらせて、押し寄せる感動のなかでライブは幕を閉じる。
パフォーマンスを終えると、いつもふざけがちなリョウガも全公演で「愛してるぜ!」と本心を暴露。最終公演でユーキは「まだまだ始まったばかりです!これからも楽しみにしててください!」と意気み、タカシは「超特急はまだまだ進んでいくからな!」と表明した。また、マサヒロは去り際に全公演で「頑張れよ!」と8号車を激励。互いに元気とパワーを注ぎ込み合い、相乗効果で互いの夢へと向かう。それが超特急と8号車の関係性なのだろう。
初日公演が終わった夜、日付が8月8日になったとたん「8号車の皆さん、おめでとう!ということで……」と、タクヤの発案で9人そろってのインスタライブを行った彼ら。最速で8号車を祝い、2桁号車が加入した2年前を振り返って「当時は敬語だったのに!」とからかい合いながらも、4人の間に流れる空気は充実感に満ちていた。過去曲に焦点を当ててリテイクやマッシュアップ、プレイリスト公開で超特急の魅力を改めてアピールする『Re-超特急』も始動し、4月に幕開けた全国ホールツアー『Rail is Beautiful』も全公演ソールドアウトして、残すは8月27・28日にKアリーナ横浜で開催される追加公演のみ。超特急のキャリア史上最大規模となるツアーファイナルを経て、さらに夢へと近づいていく彼らの姿は、今、最高に輝いている。
〜セットリスト〜
M1:ジュブナイラー
M2:My Buddy
M3:Steal a Kiss
企画コーナー
M4:MEMORIAる
M5:走れ!!!!超特急
M6::gr8est journey
[ライブ情報]
BULLET TRAIN Spring tour 2024『Rail is Beautiful』追加公演
8月27日(火)Kアリーナ横浜 OPEN 17:00 / START 18:30
8月28日(水)Kアリーナ横浜 OPEN 16:30 / START 18:00 ※Thank you! SOLD OUT!!