【木村慧人(FANTASTICS)インタビュー】「アーティストの時が素で、俳優の仕事でスイッチを入れるような感覚」初の単独主演作への思い・芸能界入りのきっかけなどたっぷりと。<ドラマ『さっちゃん、僕は。』>



現在、絶賛放送中のTBS系ドラマストリーム『さっちゃん、僕は。』でテレビドラマ単独初主演を努め、アーティストとしてはもちろん、俳優としても注目を集めているダンス&ボーカルグループFANTASTICSの【木村慧人】。今回、Emo!miuでは【木村慧人】に独占インタビューを実施! 

主演ドラマのお話から、学生時代のお話まで、【木村慧人】の魅力に迫る深堀りインタビューをお届けします。ぜひチェックしてください!



今までやったことがない初挑戦の役柄に戸惑いもあった



■『さっちゃん、僕は。』では初の単独主演ですが、いかがですか?

木村慧人 お話をいただいたときは素直に嬉しかったですね。初の単独主演ということでプレッシャーも感じましたが、同時に頑張ろう!という気持ちになりました。去年の末くらいにお話をいただいてから、原作漫画を読ませていただいたんですが、冒頭から大人なシーンがありまして(笑)。初挑戦の役柄だったので戸惑った部分はありましたが、せっかくいただいたチャンスということで自分のものにして、俳優として成長したいと思い、ぜひやらせてください!と言いました。

■実際に撮影をしてみていかがでしたか?

木村 演者さんもスタッフさんも仲が良く、すごく良い雰囲気で撮影させてもらいました。『さっちゃん、僕は。』はドロドロしているところもありましたが、そこの切り替えはしっかりと意識していました。僕が演じている片桐京介はクールだから、笑顔が出せないという点ですごく苦戦しましたね。

FANTASTICSメンバーに報告!大樹くんからアドバイスも。



■今作についてFANTASTICSのメンバーと話したりしていますか?

木村 基本、お仕事が決まったときはメンバーに報告しています。みんな「おめでとう!」と喜んでくれていました。(佐藤)大樹くんは今回の監督さんと以前一緒にお仕事をしたことがあるので、一番最初に報告しました。その作品にもインティマシー・シーンがあったので「どんな感じでした?」と聞いたりもしました。

■佐藤くんからはどんなアドバイスが?

木村 「緊張はすると思うけど、相手を綺麗に見せたうえで、自分も綺麗に見せるという意識を持たないといけないから、すごく大変だよ」と教えてもらって。撮影中はそのことをすごく意識していました。

■このドラマの見どころは?

木村 『さっちゃん、僕は。』という作品の主人公の京介くんは、親の愛を受けずに育ち愛が何かを分からない青年なんですが、さっちゃん(中山ひなの)や紫乃さん(石川恋)と出会い、人と接する機会が増えることでだんだんと人間味が増していくんです。最後はどうなるのかというところも見どころですし、登場人物ひとりひとりのバックボーンや関係性も観ていただけると、ストーリーが進むにつれてより楽しめると思います。もどかしさを感じることもあると思いますが、そういった面も注目していただきたいですし、僕もすごく身体を張って頑張ったので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

気づけばダンスに夢中に。たくさん挫折を味わいましたが、不思議と嫌いにはなりませんでした。



■ではここからはパーソナルなお話をお伺いしますね。まず芸能界入りのきっかけは?

木村 元々ダンスをやっていて、2010年のEXILEさんのスタジアムツアーにキッズダンサーとして帯同させていただいたんです。その時に、EXILEさんと「掌の砂」という楽曲を踊らせていただいたんですが、子供ながらにステージがすごくキラキラしているようにみえたんです。それで僕も「前に立ちたい!アーティストになりたい!」と思うようになりました。

■アーティストの夢を抱く前になりたかったものは?

木村 プロ野球選手です。野球はやってませんでしたが(笑)。「メジャー」というアニメを観て憧れていましたが、野球をやりたい!と思った頃に同時にダンスにも出会って、ダンスを選んだという感じですね。

■小中学生時代はどんな子でした?

木村 明るく元気、活発な子だったと思います。でもすごく人見知りで、今ほど殻を破れていなかったなと。自らリーダーをやるようなタイプじゃなかったですね。今では事務所の先輩であるEXILEさんのサポートダンサーをさせていただいたり、三代目 J SOUL BROTHERSさんのライブパフォーマンスなどをさせていただいていたので、学校よりダンス中心の生活でした。

■小学生からダンスを始めていたんですね。

木村 ダンスは母親の勧めで始めました。最初は楽しいという感情はなく、レッスンを受けずにスタジオに置いてあったマットで遊んだりしていました。
そんな子でしたが、ある日ダンスの発表会に出たんです。でも照明に当てられたことで緊張してしまって泣いちゃって…。そのときに親がカツを入れてくれたというか、やる気がないなら辞めちまえ!的なことを言われて。でもそれを言われたことが悔しくて悔しくて、逆にダンスをやってやろう!と。



■負けず嫌いな性格で続けて、いまやアーティストに!

木村 そうですね(笑)。習っていくうちに、ダンスが楽しいと思うようになったんです。練習すれば上手くなれるということがわかって、それが嬉しくてダンスに夢中になりました。たくさん挫折を味わいましたが、不思議と嫌いにはなりませんでした。ただ学生時代はダンス漬けの毎日だったので、今になって思うのは、その頃にスポーツをやっておけばよかったなというのはあります。野球とか、サッカーとか。そういうスポーツをやっていれば、特技として言えるじゃないですか。
僕、特技がないんですよね。今、“特技:ダンス”って…言えないじゃないですか(笑)。本業なので、得意なのは当たり前というか(笑)。

■では今、特技は?と聞かれたらどうしていますか?

木村 だから難しいんです(笑)。アンケートに、特技の欄って絶対にあるじゃないですか!

■ちなみに趣味は?

木村 趣味はいっぱいあるんです。サウナとか食とか。でも特技がなくて。
特技を披露してくださいって言われることもあるじゃないですか…。だから困っています。強いて言うなら、じゃんけん?(笑)

■じゃんけんに強いということですか?

木村 強いです!頭の中で、相手はこれを出しそうだから僕は…といろいろ考えてそれがハマったときの気持ちよさったら(笑)。じゃんけんだったら、バラエティで披露して、例え負けたとしてもいいじゃないですか。「全然、特技じゃないじゃん!」とツッコんでもらえるし(笑)。

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