【草川拓弥インタビュー】竜に共感!!グレーは好きじゃない、白黒ハッキリしたいタイプ「超特急メンバーには迷惑をかけていると思います(笑)。」<FODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』スピンオフ>



現在もドラマ「ビジネス婚―好きになったら離婚します―」で主演を務め、見ないクールがないと言っても過言ではないほど、立て続けにドラマ作品に出演しながらメインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のメンバーとしても大活躍中!話題のイケメン俳優【草川拓弥】にインタビュー!

今回は、自身初のバンドマン役&歌とギターにも初挑戦したFODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』と、桜井玲香とともに主演を務めるそのスピンオフ作品についてインタビューを実施。

今村リリィによる漫画を原作とした本作は、多様化する現代社会の中で、大人になっても感じる寂しさや、もどかしさを抱える人々に、ほんの少しの勇気と、前向きな気持ちを与えてくれるオトナ女子等身大のラブストーリー。

インタビューでは、共感点の多かったという竜の魅力、SNSで話題になった瑛斗(櫻井海音)と竜による劇中バンド煌-RECCA-が歌う主題歌『Story』のMV撮影秘話、もし同居するなら?のタラレバトークに、最近愛しているくらいハマってるもの、大人になった今見習いたいとも思う、やんちゃ坊主だった幼少期の頃のお話についてなど、たっぷり答えていただきました。



家族以上に一緒にいるので、きっと何も言わなくても通じ合えている。甘えられるし、逆に甘えて欲しい。



■演じられた神木竜の見どころと、役との共通点がありましたら教えてください。

草川拓弥 お芝居ではありますけど、今回バンドマンという役だったので、初めて歌とギターをやらせていただいて、僕を日頃応援してくださっているファンの皆さんは初めて見る姿だったと思うので、そこが一つ見どころかなと思います。

共通点は僕もすごく人見知りで、竜とはまたちょっと違った感じではありますけど、割と人を寄せ付けないオーラみたいなものを若干持っているなと思っていて。僕、コミュニケーションが下手すぎて、初対面の方にあんまり好印象を与えられていないと思っているんです(笑)。そこがちょっと似てるのかなと、思います。

■竜の遠慮なくガツガツ言う感じが見ていて気持ちよかったのですが、見ていてご自身はいかがでしたか?

草川 僕も物事をハッキリしたいし、グレーは好きじゃなくて、白黒ハッキリしたいタイプではあります。なので、たまに相手のことを考えずに、ボンときついことを言っちゃって後悔することもあったりしますね。



■そのときはどうフォローしますか?

草川 もちろんそのときすぐに気持ちを伝えて謝罪しなきゃとかも思うんですけど、なかなか言えずに…後からメッセージとか電話とかですかね。
だから超特急メンバーには迷惑をかけていると思います(笑)。

■逆に言うと、超特急のメンバーは本音で話し合える間柄ってことですよね。

草川 そうですね。もう10年以上一緒にいるので。2桁号車の4人はもうちょっとで2年ぐらいなんですけど、でも1桁号車の4人はもうすごく長いですし。
もう家族以上に一緒にいるので、きっと何も言わなくてもお互いがわかっていて通じ合っているみたいなところがあるんじゃないですかね。

良くも悪くも甘えられるし、逆に甘えて欲しいし、そこはお互い信頼し合っているなって思ってます。

■劇中で竜なかなかお風呂から出てこないなと思ったのですが、拓弥くんはめちゃくちゃ長風呂ですか?

草川 あはは(笑)。あれは長すぎでしたよね(笑)。
でも僕も、季節問わず毎日湯船には浸かるようにはしているので、長風呂な方ではあると思います。湯船に浸かって動画を見たりするのがすごく好きなので。
ただ竜ほど長くはないですね(笑)。

なんだか愛くるしいなって思うんです。



■瑛斗への気持ちが上手く出せなかったり、内に想いを秘めているような役どころだったかと思うのですが、その中<で難しかったことや意識していた点があったら教えていただけますか?

草川 スピンオフもそうなんですけど、本編だと瑛斗が先に樹姉さんの家にいてっていうような状況で、お話が進んでいくにつれて変化する竜の感情、その繊細な部分を表情やセリフで表現するのが、すごく難しかったなと思います。

■表情で表現する上で意識していたことや誰かに相談したりアドバイスをいただいたりはありましたか?

草川 特に誰かに相談したり、アドバイスをもらったりとかはなく、とにかく本を読んで、どんな感情なのかなって考えました。
好意を寄せている人が、別の人の事を想っている。だから好きな人に好きな人がいたっていうパターンですよね。それに、その人のことを名前で呼んでいるのを初めて電話で聞いてとか、そういうところとかがリアルに近いのかなと思いましたし、そこはすごくリアルに僕も受け取りました。



■切ない恋心もありつつ、仲のいい友達だからこそのやり取りみたいなのもすごくいいなと思いながら拝見させていただいたのですが、瑛斗とのやり取りで何か意識してたことはありますか?

草川 とにかくラフにというか。瑛斗と竜はもちろん仲が良いですし、お互い信頼し合っていて、深く知っている仲ではあるけど、仲がいいからって何でも踏み込んでいいってものではなくて。そこの何かうまい塩梅っていうものがうまく表現できればなって思っていましたし、2人のお芝居のときは、仲が良くて距離は近いんだけど、でも絶妙な距離感みたいなところは表現したいなと思っていたので、そこは意識しました。

■それは自分で考えてって感じですか?それとも櫻井さんや監督とも何か話し合ったりとか?

草川 海音くんとはそこまでお芝居に関するお話はしなかったですね。
もうカメラに撮られているっていう意識をせず、本当の日常みたいなすごくラフにいることを意識しました。

■改めて、竜の魅力は?

草川 とても人間らしいところがすごく好きです。
演じていて似ているなって共通点を見つけたり、本を読んでいてすごくわかるなと共感する部分もすごくあったんですけど、物事に対してズバズバ言うけど、核心を突かれるとよろめいちゃうというか、そういう部分がなんだか愛くるしいなって思うんです。ぶっきらぼうに見えて、ちゃんと人のこと考えているし、想っているし。素直に勝ち負けとかじゃなくて、ちゃんと思いやりを持って人に接する能力みたいなものはしっかり備わっているなって。そういうところがすごく魅力的だなと思います。

瑛斗に、もっとはっきり自分が思ったことを伝えてもいいんじゃないって言いたい



■共演シーンの多かった安達さんや櫻井さんとのエピソードを教えてください。

草川 安達さんはこの作品の前に、超特急でやらせていただいたモキュメンタリードラマにゲストで来てくださったんですけど、そのときにはあまりお話ができずに終わってしまって。でも、モキュメンタリーなので本人を演じるんですけど、安達さんはとても長い芸歴の中でたくさんの経験されたんだなと、映像から伝わってくるものもあり、とても勉強になりました。
そのときにはなかなかコミュニケーションを取れなかったので、今回の作品ではたくさんお話させていただいて、カットがかかってるときでも気さくに話しかけてくださったり、すごく素敵な方だなと改めて感じることができました。

海音くんは、元々音楽にも触れられている方だったので、合間にギターのコードを教えてもらったり、そういうコミュニケーションをとりましたね。

■いろいろなタイプの男性との恋愛模様が描かれる本作ですが、見ていてこれは一言物申したいじゃないですけど、「○○って言いたい」と思わず思ったシーンはありますか?

草川 竜にもそっくりそのまま返ってくるかもしれないんですけど、やっぱり一番仲のいい瑛斗に、もっとはっきり自分が思ったことを伝えてもいいんじゃないって言いたいですね。
瑛斗への気持ちはもちろんありますけど、でも、決して実らないで欲しいなんてことは一切思ってないし、むしろその逆で。やっぱり、好きな人には幸せになってほしいっていうのが一番なので、そこははっきり言えよって言いたいです。

「御眼鏡に適わなかった」というセリフに苦戦



■スピンオフの見どころを教えていただけますか?

草川 スピンオフは、本編では描かれなかった竜をさらに深掘りできるような内容になっています。
桜井玲香さんとダブル主演を務めさせていただいているんですが、ほとんどが会話劇になっていて、その会話のラリーもすごくやりがいがありましたし、もちろん敵ではないんですけど、なんかちょっとバトルしているかのような演出が僕もやっていてすごくわくわくしました。

竜の瑛斗を思う気持ちだったり、物事をはっきりさせたいという性格、ズバズバと言うくせに肝心な瑛斗への感情をちょっとごまかしたりとか、モゴモゴして言えなくなったりっていう、そこの竜のかわいらしさはより伝わったんじゃないのかなと思います。

■撮影時の裏話など教えていただけますか?

草川 「御眼鏡に適わなかった」というセリフがあるんですけど、普段使わない言葉だったので、「御眼鏡」に苦戦しまして、今も合っているかどうかわかんないんですけど(笑)。
何回か間違えて、はい、もう1回やろうか!っていうのを繰り返していましたね(笑)。

タクシーに乗った時、車内の広告に流れてきたので、さすがに恥ずかしかったです(笑)。



■劇中バンド「煌-RECCA-」についてもお聞きしたいのですが、ドラマの情報解禁前に都内各所でミュージックビデオを流すプロモーションがあったのですが、それが非常にSNSで話題になりました。解禁後、その様子をどんな風に見られていましたか?

草川 グループ活動では、踊ったりいろんなことをやらせていただいてますけど、こういった形は本当に初めてでしたし、僕の歌声が世に流れるのはとても恥ずかしいと言いますか(笑)。初めての経験だったので、ソワソワしました。
タクシーに乗った時、車内の広告に流れてきたので、さすがに恥ずかしかったです(笑)。でもすごく嬉しかったです。

■タクシー以外の場所では見ましたか?

草川 僕自身はタクシーでしか見てないのですが・・・。あとはティザー映像みたいなものがYouTubeに上がったんですが、それはもちろん見しましたし、そのコメントも読みました。ファンの方が、どういうこと?何が起こるの?みたいなコメントをたくさん書き込んでくれていたので、それをニヤニヤしながら読ませてもらいました(笑)。



■今回、ギターとボーカルも初挑戦だったと思うのですが、難しかったところ、意外とそうでもなかったことなどあれば教えてください。

草川 やっぱり難しいかったですね。ギターを始められる方が一番最初に挫折すると言われているFコードだったり、僕もやらせてもらったんですけど、なかなか慣れなくて。とにかく一つのコードを覚えて、ひたすらそのコードだけを弾くことができたとしても、コードとコードの移り変わるところがすごく難しくて、そこに苦戦しました。

あとはやっぱり弾くだけじゃないので、スタンドマイクで歌いながら、手元も若干見ながら弾くみたいなのがすごく難しかったです。
竜はバンドマンなので、歌いながらギターを弾ける設定ですし、そんなギターをずっと見ながら歌うのは、ちょっとカッコ悪いじゃないですか。でも練習のときはもう歌よりもずっとコードばっかり見ていました。

■最終的にFは弾けましたか?

草川 はい。Fは弾けました。Fは弾けたんですけど、やっぱりコードとコードの切り替えがなかなか難しかった印象ですね。

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