<イベントレポ>小西詠斗「(岩瀬洋志の)あの目好きだったよ。」鈴丸みんた原作ドラマ「タカラのびいどろ」制作発表会開催!



2024年7月1日(月)より鈴丸みんた原作【タカラのびいどろ】がZ世代から大人気の若手俳優・岩瀬洋志と小西詠斗のW主演でドラマ化され放送される。放送を前に、6月24日(月)に都内で、制作発表会が行われた。発表会では、撮影秘話をはじめ、おすすめシーンなど作品の見どころを余すことなく語ってくれた。

まずお互いの第一印象を聞かれると、岩瀬は「(小西は)本の読み合わせの時からすごいサポートしてくださいました。僕の方が年下なので最初はずっと敬語だったんですけど、役の中では僕の方が年上なので、(小西が)やりにくいかなって察してくれて『敬語じゃなくていいよ』って言ってくださって、タメ口で話すようになりました。小さなこととか細かい部分もすぐ気づいてくださって、気遣いとかもすごいしてくださる優しいお兄さんだなっていう印象はありました。」と語ると、小西も「ありがとうー!最初なかなか敬語抜けなかったよね(笑)」と嬉しそうに頷いていた。

一方、小西は岩瀬について「第一印象は『男前やな!』って。ほんとにイケメンでなかなか人生でここまでの“美”に出会ったことないなと思って。しかも20歳でこの完成されたビジュアルですし、なのにすっごくしっかりしていて、僕が20歳のときだったら考えられないぐらいすごいしっかりしてて、周りも見えますし、気配り目配りもすごくて・・・」と容姿から内面まで大絶賛。そんな完璧な姿も見せつつ「撮影が進んで仲が深まっていくうちに、20歳らしい可愛らしい一面とかが見えてきたのがすごい良いな、嬉しいなって思いましたね。」と振り返った。



続いて、2人が演じた役柄が登山サークルに所属しているということで、山での撮影で印象的なエピソードを質問。2人とも雨男ということで、天候にあまり恵まれなかったことが一番にピックアップされた。ロケ地を移動しても雨、撮影期間の3分の2ぐらいが雨だったと小西から明かされた。そんな環境の中でも岩瀬が「みんなでテント張ったり、夜にすごい大雨とかになっても一緒に頑張って撮影できたので、僕の中ではすごい大切な思い出ができたかなっていう風にも思います。逆に言うと晴れた日がすごい嬉しいなっていう気持ちも強かったですね。」と前向きに捉えていた。



また、同世代の役者が多かったという撮影現場での面白かったエピソードや雰囲気については小西が、大学のシーンで学食を一緒に食べたことを語った。岩瀬に「学食美味しかったよね!」と共感を得ようとしたが、「僕だけ多分食べてないんですよね。」と岩瀬。少しさみしげな表情も見せたが「食べてるとこは見てたんでお腹いっぱいです(笑)」と語った。

さらに花火のシーンでも岩瀬は参加できていなかったそうで「2時間くらいずっとそばで見てました(笑)」と語った。少しかわいそうな状況下と思いきや、当の本人は「高校時代がちょうどコロナ禍とかぶさってて、あまり学園生活っていう学園生活ができなかったので、学校での撮影っていうのをすごい楽しみにしてたんです。僕は実際あまり体験できなかったんですけど、見てるだけでもすごい楽しめましたね。」と満足げな表情で語った。



今度は2人の共通の話題について。岩瀬が「僕がすごい最近、格闘技を見るのすごいハマってて、それを毎日のように話してたんですよ。」と話し出すと、小西が「シャドウ(ボクシング)やってたもんね。」と撮影裏を暴露すると、「それ言わないでください・・・(笑)」と照れくさそうな反応をみせた。他にも、洋楽好きの岩瀬が好きな曲を共有したり、撮影終わりに焼肉やラーメンに行ったこともあるそう。ただ、ラーメンについては小西は最初嫌がっていたそうで「だってすごい夜遅くに終わって、すっごい眠たいのに『ラーメン行きましょう』『ラーメン行こう!』ってずっと(笑)」と理由を明かしたが、次の日がオフだったことと岩瀬の熱意に押されラーメンを食べに行ったそう。ただ結局は「美味しかった!行ってよかった!ありがとね(笑)」と満足したようで、岩瀬に感謝をしめしていた。岩瀬が「ちゃんと替え玉してましたしね」と明かしたことから、よほど満喫していたことが見て取れた。

役柄については、岩瀬は演じた志賀宝について「小さい頃の記憶だったり体験だったりとかが影響して人格とかが形成されていくと思っていて。」と前置きしつつ「宝もそうなんです。そんなぶっきらぼうで冷たくて、それでも優しい宝が大進のところに来たことによってさらに影響されるみたいな、その関係性を描いてるのがこの作品なので。自分の中で演じていてそれを演出するためには、自分自身が“志賀 宝”っていう人生を知っておかなきゃいけないし。」と役へ正面から向き合ったことを明かしてくれた。また「僕も実際1人っ子でおばあちゃん子なんですよ。宝の思う部分とか考えてることも共感できる部分があったので、役としてはすごい落としやすかったというか、特徴を捉えやすかったかなっていう風に思います。」と自身になぞらえて役を落とし込んでいったことを明かしてくれた。



特に意識していたのは目元だということで、小西が「すっごい宝の目してる!最初すごい思った。あの目好きだったよ。」と絶賛すると、やや半信半疑な岩瀬が「ほんとですか?僕が役でその目をしてたら、カットかかった瞬間に『もうその目、止めて』って言うんです!」とMCにリーク。小西も正直に「怖いんだもん(笑)。」と告白して笑いをさそった。

一方、小西は宝とは真逆だったとか。「見た目はすごくふわふわしてて、可愛らしくて、ポワポワしてるんですけど、実はものすごく芯が強くて真っ直ぐで。だから普段は人とあまりうまくコミュニケーションが取れない、目も合わせられないんですけど、その大事なことを言う場面ではまっすぐ目を見て喋れたりだとか、あとはやっぱり今回はその大進の成長物語でもあるのかなと全体を通して思ったので、1話から10話まででどう成長のグラデーションをつけようかっていうのをすごく意識しながら演じました。」と語った。



また中野大進を語るうえで欠かせない“博多弁”について小西は「僕は聞きなじみのない方言だったので、そこはかなり苦戦したんですけれども・・・」と習得に苦労した様子。ただ専門家の先生の指導の元、見事に習得し、最後にはプライベートでも博多弁がでるくらいになれたと、本人も嬉しそうだった。

関西出身&方言が好きだという岩瀬も「博多弁をずっと練習してたじゃないですか。台本読んでても、セリフ読んでても『今、違うな』みたいな。そしたらすぐ連絡して確認していて、熱心に練習してたので。」と小西の陰ながらの努力を称賛。最後には「福岡行きませんか?」と投げかけ、小西も「ちょっと博多弁披露してこようかな(笑) 博多弁は任せて!」と乗り気。「関西弁はお任せください。」と岩瀬が返答するなど、仲の良さが再確認できた。

最後の質問は“脚本を読んだときの感想”と聞かれ「まさか自分が主演で撮影するとも思いませんでした」という岩瀬は、今までは学園やアクションが多かったことから少し戸惑いがあったとか。それ以上に不安だったこととして「1番最初に思ったのは、(小西が)僕にとって先輩じゃないですか。でも役の中では僕の方が年上なんですよ。そこに関してはちょっとびっくりしましたね。」と、イベント冒頭同様、小西との関係性について最初は戸惑ったようだ。ただ小西は「でも、全然大丈夫だったよね」と投げかけると「それは詠斗くんが敬語じゃなくてもいいよって言ってくださったから」と返答。さらに小西が「ちゃんと宝をやってくれたから、すごい先輩に見えたよ。やりやすかったよ、めっちゃ。」と温かな言葉を投げかけると、岩瀬は嬉しそうに「「ほんとですか!? そこだけは少し不安でした(笑)」と吐露した。



加えて岩瀬「この作品を読んでみてすごい心が温まる作品だなっていう風に思っていて。これまでの作品とは違ったほのぼのとした、みんなが心があったまって安らぐような作品だなっていう風にも思いましたし、自分が演じて皆さんがそう感じてくれて、また何回も見直したいなとか、次の話が気になるなとか、そういう風に思っていただけたらすごい嬉しいなっていう風に読んで思いましたね。」と作品の魅力を振り返った。



今までBL作品にあまり触れたことがなかったという小西は「今回初めて読ませていただいて、シンプルにラブストーリーとしてめちゃくちゃキュンキュンして楽しめましたし、登場人物に悪い人が全然いなくて、すごく平和でどんな方が見ても楽しめるような物語だなってのはすごく思いましたね。」と、一読者としても楽しめた様子。「あとは原作では描かれていないシーンだったりとかも、今回のドラマでいくつかあるので、僕自身もすごくワクワクしながら読みましたし、どんな撮影になるんだろうっていう想像力をすごく働かせながら、楽しみながら読ませていただきました。」と語った。

ここでサプライズが2つ。1つ目は日本放送に合わて世界240以上の国と地域でも配信が発表された。詳細は後日公式SNSで発表されるとのこと。小西は「すごいですね。(規模感が)想像できないですけど、たくさんの方に観ていただけるのは本当に嬉しいですし、観てくださった皆さんがどういう感想を持ってくださるのかっていうのは、今からすごい楽しみにしています。」と喜びを語った。

岩瀬は「“タカラのびいどろ”っていう作品は、学校だったり、人間関係だったり、それこそ言葉であったり、服だったり、そういう1つ1つの日本の文化っていうものをすごい大切にしてるので、それが世界の人々に届くっていうのは僕にとってもすごい嬉しいことですし、この作品を通してやっぱり僕たちやこの作品を作ったチームのみんなを知ってもらえるっていうのは本当に幸せなことだなって思いますね。」と作品および制作チームがグローバルに広がっていく喜びを語った。



2つ目は「オープニング主題歌を担当するclaquepotと、エンディング主題歌を担当するandropからのコメント映像が到着。映像を見終えた小西は「めちゃくちゃ嬉しいです。びっくりしました。オープニングもすっごいワクワクするような楽曲で。しかも題名の“クリア”っていうのが本当に僕好きで、なんか本当にクリアで透明な物語なので、すごくぴったりな楽曲で、すごくいいものを作ってくださって、感謝でしかないですしエンディングも、聞くだけでなんかすごい泣けてくるような、感動するようなエンディングで、どちらも本当にね。好きな楽曲になりました。」と楽曲の感想を語る。

岩瀬は「ビデオメッセージっていいですね。どんなサプライズなのかと思って、僕たちもすごい楽しみにしてたんですけど、楽曲を作ってくださった方々がどういう思いで詩を書いてメロディーを作ってっていうのをがすごい伝わってきて、感慨深いっすね。すごい心があったまりました。」と語った。

最後に視聴者に向けて小西は「僕たちドラマ“タカラのびいどろ”がより良い作品になるよう、そしてたくさんの方に見ていただけるよう、キャスト・スタッフ、力を合わせて必死に作り上げていきました。この夏はぜひたくさんきゅんきゅんして楽しみながら見ていただけると嬉しく思います。どうかよろしくお願いします。」と語り、また、岩瀬は「本日はすごい暑い中、集まっていただき、本当にありがとうございます。この作品は僕にとってすごい思い入れのある作品でして、初主演ということもあり、2人で毎日色々考えて話し合って作ってきて、スタッフの皆様と一緒に作り上げてきた作品なので、多くの人に観てもらいたいなという気持ちでずっと頑張ってました。なので、この夏はこれまで以上に心が温まるね、夏にしてほしいなっていう風に思っているので、ぜひ観ていただければなと思います。」とメッセージを残した。

おまけ♡



撮影期間の1ヶ月半弱、ほとんど毎日朝から晩まで一緒にいたという岩瀬と小西。そんな濃密な時間を過ごしたからこそ得た仲の良さは、イベント中も随所に見て取ることができ、特にトーク中はお互いを見合いながら話し合う場面が多かった。楽しそうに笑いあったり、少しいじりあったり、目を輝かせながら話す岩瀬を優しく見守る小西といった、温かな雰囲気が印象的だった。

<ストーリー>
「先輩の“好き”が100%になるまで頑張ればよかですか?」

泣いているところを慰めてくれた宝のことが忘れられず、地元福岡から上京した大進。
しかし、大学で再会した宝には冷たく突き放されてしまう。
めげずに追いかける大進だが、一方の宝も大進のまっすぐな瞳から目が離せなくなっていき……。

■詳細
【ドラマ「タカラのびいどろ」】
放送開始日:2024年7月1日(月)
出演:岩瀬洋志、小西詠斗、三原羽衣、下田彩夏、山田健人、笠間優里、浅見和哉、水瀬紗彩耶、佐野岳、松澤一之、⻄尾まり ほか
原作:鈴丸みんた『タカラのびいどろ』新書館ディアプラス・コミックス刊
監督:石橋夕帆、富田未来、こささりょうま
脚本:下亜友美、石橋夕帆、富田未来
制作:TBSグロウディア
制作プロダクション:キャンター
製作:「タカラのびいどろ」製作委員会

<配信情報>
Lemino:2024年7月1日(月)10:00~見放題独占配信

<放送情報>
BS朝日:2024年7月1日(月)23:24~
テレビ神奈川(tvk):2024年7月1日(月)23:30~
RKB毎日放送(RKB):2024年7月6日(土)25:28~
HBC北海道放送(HBC):2024年7月6日(土)25:28〜
CBCテレビ(CBC):2024年7月7日(日)24:50~

©鈴丸みんた/新書館 ©「タカラのびいどろ」製作委員会

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