“グレプリ”の愛称で親しまれているアニメーション『GREAT PRETENDER』。『リーガルハイ』、『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏がはじめて手掛けたオリジナルアニメ作品で、2020年に公開されるやいなや世界中で人気を集めるアニメーション。今回、3年ぶりとなる待望の続編、完全新作となる『GREAT PRETENDER razbliuto』がDMM TVで全話、独占配信がスタート！配信開始を記念して、グレプリの大ファンであり、音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』で主演の枝村真人（エダマメ）を演じた宮田俊哉さん（Kis-My-Ft2）と『GREAT PRETENDER razbliuto』の主人公・ドロシーの声優・小松由佳さんがEmo!miuに初登場！

現在、YouTubeで配信されている【『GREAT PRETENDER razbliuto』声優も来るべ！コンフィデンス大放出スペシャル】の収録の様子やグレプリ愛全開なインタビューもお届けします！

今配信されているYouTube番組はグレプリを観たことがない、気になるけど前作は観たことがない!! という人にぴったり。グレプリ大好きな宮田俊哉さん、『GREAT PRETENDER razbliuto』の主人公ドロシーの声優・小松由佳さん、青木源太アナウンサーの3人で進行。

好きなグレプリのキャラクターを問われた宮田さんは“シンシア”と回答。「キャラクターがみんな魅力的。最初はキレイなお姉さんかなと思っていたが、実は悪かった。その悪さとキレイさのどっちもあることが魅力的で、エピソードによってはピュアな部分も見えたりして。キャラクターを掘っていくと魅力的でシンシアにハマった。俺って悪い女の人のことを好きなのかな？（笑）」と愛たっぷりに魅力を語った。

大好きな作品だけあって、収録中の宮田さんは常にニコニコ。仕事としてはもちろん、個人としても作品を楽しんでいることが伝わってくる。『GREAT PRETENDER razbliuto』の主人公・ドロシーの魅力を語りだすと、つい熱くなる宮田さん。「シンシアはどこ行ったんですか」と青木アナからツッコミを受けると、「二次元の嫁は増やすもの！」と、自身をオタクと公言する宮田さんらしく熱量高く返した。また今作で好きなキャラクターを問われると、宮田さんは「アイ」、小松さんも「アイ」を選択。まさかの推し被りが発生!! それぞれから見るアイの魅力をたっぷりと語り、『GREAT PRETENDER razbliuto』の魅力を伝えた。

本当にファン冥利に尽きるという感じです

■収録を終えた今のお気持ちからお聞かせください

宮田俊哉　僕は『GREAT PRETENDER』の音楽劇をやらせていただいたんですが、アニメシリーズはファンでずっと観ていたので、こうやって特番に呼んでいただけて、本当にファン冥利に尽きるという感じです。ただファンの方がたくさんいらっしゃる作品なので、ファン代表みたいになっちゃったら、ちょっと背負いきれるかなという思いもあったんですけど、すごく楽しく素敵な収録になったなと思います。

小松由佳　今回、多くの人に『GREAT PRETENDER』、ドロシーを知ってもらうことができる、すごいいい機会だなと思いました。まさか宮田さんと青木さんがいらしてくださるとは思ってもみなかったので、本当にありがたいと思いました。

■宮田さんはファンとして『GREAT PRETENDER razbliuto』を観た率直な感想は？

宮田　すごくスピート感があって、1個1個考察していく余裕のない疾走感がすごく気持ちいいんです。『GREAT PRETENDER』の「これ、どういうこと？どういうこと？え!? 騙された!!」が好きなんですよ。今作もまさに自分の好きなグレプリの良さが詰まっていて、すごく楽しかったです。前作をオマージュしているなと思う瞬間やこのセリフはあれ？もしかして？と思うこともあって面白かったですね。

小松　そういう細かいところに気づかれていて、本当にすごいなと思うし、ありがたいなと思いますね。

宮田　前作でエダマメは時計を売っていたけど、あいつは時計を売っていたぞ!! みたいな。前作を観ている人も楽しめるし、『GREAT PRETENDER razbliuto』から観たとしても、遡って前作を観たら、あれ!? と気づくこともあると思うので、どちらから入ってもいいなと思います。

小松　本当に細かいところを観ていただくことでより作品を楽しめると思います。もちろん最初は素直に騙されていただいて。あまり多くを語ってしまうと、前作を観ている方は「多分、こうなるだろうな」と想像すると思っているだろうなと思って、こちら側も作っておりますので、いい感じに裏切れたらいいなと思っています。

■『GREAT PRETENDER』は世界中にファンがいますが、日本のみならず、世界で愛される理由はどこにあると思いますか？

宮田　やっぱりみんな、コンフィデンスマン（詐欺師）の話が好きなんですよ。自分は騙されたくないんですけど、騙されている人はみたいんです（笑）。それは世界共通だなと思うし、日本のアニメって世界に発信していくうえで、作品のどこかに日本らしさがあって、「あ、日本のアニメを観ている」という気持ちにしてくれるんですね。そこが世界から愛される理由かなと思います。あとグレプリでいうなら、世界のいろんな場所が登場するんです。だから「いつか自分の国も出るんじゃないか」と思ってくださっているのかな？と。

小松　台湾が舞台になった回を観た本国の方が「台湾はもっといいところがあるから、また台湾を舞台にしてください。Welcome TAIWAN！」とコメントをくださって、そういうワールドワイドさがグレプリらしく楽しいと思いましたね。収録時も、舞台になっている国の言葉でアドリブを入れようと思って、その国の言葉を勉強するのが楽しみでした。

■前作から3年経って再びドロシーを演じた小松さん。すぐにドロシーの感覚をつかめましたか？

小松　正直、観直しました（笑）。「アニメの中でも数年経っているのでそんなに年は意識してなくもいいんですけど、前作ほどドロシーはキャピキャピとしていないかもしれないですね」とディレクターさんが話されていたんです。でも蓋を開けてみたら。割と一緒でキャピキャピとしていました。ドロシーは常にテンションが高く、物事を全力で楽しむタイプ。騙されたとしても全力で楽しむだろうし、騙しているときも全力だろうし、そんなドロシーの生き方が大好きですね。

■まだグレプリを知らない、グレプリ初心者の人に良さを売り込むとしたらどう伝えますか？

宮田　まずはまっさらな気持ちで一度観て欲しい！と。観たことがない人だからこそ、連続ドラマと同じ感覚で観れると思います。脚本は古沢さんですし。アニメというより、どこか実写っぽいやり取りなんですよね。なので、グレプリは普段アニメを観ていない方も抵抗なく観られる作品だと思っています。

小松　世界を股にかけて騙されるって誰もがワクワクすると思うんですね。さっき宮田さんがおっしゃったように、やっぱり自分が騙されるのは嫌だけど、人が騙されるのはすごく楽しいので、ぜひそこを観ていただきたいですね。そして騙されて欲しいです！

宮田　いろんな海外が舞台として登場するのもいいですよね。友達同士で海外にあそこ行こう！ここ行こう！とはできないと思うんですけど、グレプリを観るだけでちょっと旅行した気分を味わえるので、そういうワクワク感もあるかな？と思いますね。

かわいいものだったら騙されるのもありですね

■今作は騙し、騙されのお話ですが、おふたりは騙すほうがいいか、騙されるほうがいいか、どちらでしょうか。

宮田　騙すくらいなら騙されたいです。でも僕、ドッキリとか掛けられるのは結構楽しいほうなんですよ。お金を取られるとかは困っちゃいますけど（笑）、なんかかわいいものだったら騙されるのもありですね。

小松　私、ハニートラップとかできるものなら１回やってみたいですね。嘘をついてもすぐバレてしまうので、詐欺師とかスパイにはなれないんですけどね。

■顔に出てしまうタイプですか？

小松　顔に出ちゃうし、言っちゃいけないことを我慢できなくなっちゃうと思います。今回の収録もネタバレしないようにすっごく気をつけていました（笑）。

宮田　僕も顔に出ちゃうんですよね。だから友達へのサプライズとか、僕もサプライズする側だったとしても「本当に僕にも言わないで」って友達に話していますね。

■グレプリは騙す方も騙される方もどこかしらかわいげがあって、憎めない感じがありますよね。

小松　本当に心底悪い人が出てこないんですよね、グレプリって。それが日本のアニメの魅力かもしれないですよね。勧善懲悪ではないというところも魅力のひとつじゃないかなと思います。

■おふたりは最近、騙されたことはありましたか？

宮田　ちょっと前なんですけど、携帯に迷惑メールが来たんです。「〇〇(芸能人の名前)なんだけど、なんちゃらかんちゃらって」（笑）。あ、僕のところにもコレが来た!! って思いました（笑）。差出人がリアルすぎるんですよ、これをリアルと捉えるのは限られた人だけでしょうけど（笑）。リアリティのある迷惑メールで騙されそうになりました（笑）。

小松　うちの近所で工事をしていたんです。そしたら「近くで工事をしている者ですが」とお兄さんが来られて「ふと御宅の屋根をみたら屋根が剥がれていたので…今ならすぐ直せますよ」と言うんですよ。普段、屋根なんてチェックしてないじゃないですか。だから壊れているんだ…くらいに思って、いくらで直せるんですか？って聞いちゃたんですよね。そしたら１万くらいで直せますって。でもすぐに頼むのはよくない、自分で確認してからにしようと思ってその場は終わらせたんですが、あとから聞いたら最近流行りの詐欺だったらしくて。危うく騙されるところでした。みなさんも気をつけてくださいね！（笑）。

■もしお2人が騙す側、詐欺師になるとしたら、どんな人物像を描きますか？

宮田　僕はエダマメのようなちょっと抜けているけど、自分は天才だ！と思っている感じの詐欺師になりたいですね。

小松　私はハニートラップを仕掛けてみたいので、9等身くらいの美人で世界を股にかけてしれっと騙せるくらいのセクシーキャラになってみたいですね。

すごくエモいなと思いましたね。自分は出ていないんですけど（笑）

■宮田さんはアイドル、小松さんは声優。異なる職業ですが、お互いになにか聞いてみたいことはりますか？

小松　ファンの方への感謝ってどう心がけているのかな？って。

宮田　応援してくださるファンの方がいることが当たり前だと思っていないというか、キスマイは31枚のCDを出させていただいているんですけど、もうずっとオリコン1位を31作連続でいただいているんですね。それは当たり前じゃないなと。ひとりで何枚も買ってくださる方もいてちゃんと「ありがとう」を言わないと、と毎回思いますね。応援したくなる人にならないとな、と。僕、ブログとかで「いつもありがとう」と伝えるようにしています。

小松　声優という仕事は表にでるほうではないので、どう感謝を伝えていいのかと思っていたんですよね。やはりSNSで伝えていらっしゃるんですね。

宮田　それこそ、SNSで同期の声優さんと絡んでいらっしゃる姿とかを見るのはオタクは好きだと思います！

小松　なるほど!!

宮田　そういう絡みはオタクは大好きです（笑）。

小松　さすが勉強になります！

■サイト名にかけて最近、エモいと思ったものがあったら教えてください。

小松　新橋に駅前ビルの地下に古い飲食店街があるんですけど、その中の時間が昭和で止まっているんですよね。喫茶店とかのディスプレイやスナックの看板やらがまるで時間が止まっているみたい。私が子供の頃に見ていた景色で、新しいお店とかもあるんですけどレトロな雰囲気がある場所なんです。それが本当にエモくて、今通っている場所のひとつでもあります。

宮田　僕、初めてみた舞台が堂本光一くんの舞台の「Endless SHOCK」なんですが、その舞台を観たのが小6とか中1の頃なんです。その舞台が今年終わってしまうと聞いてショックだったんです。それでDVDを見直していたんですが、すごくエモいなと思いましたね。自分は出ていないんですけど（笑）。この先ずっと続く、当たり前にあると思っていたので余計に。

■最後に『GREAT PRETENDER razbliuto』の魅力、PRをお願いします！

宮田　シンプルにワクワクと騙されてください！何も分からない、知らない状態で観るのが絶対に楽しいと思うので。

小松　右に同じです（笑）。宮田さんがグレプリは何度も観るのが楽しいとおっしゃってくださったように、1回目は騙されてください。2回目は伏線を回収しながら観ていただいて、3回目は細かいディテールが気になってくると思うのでぜひ3回楽しんでください！