<イベントレポ>「(櫻井海音)のインナーの胸元がビリビリ」「観光客の白いコートを借りて撮影!?」FODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』完成発表会
2024.3.12
イベントレポート吉沢悠小池徹平愛してるって、言いたい櫻井海音
フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて、オリジナルドラマ【愛してるって、言いたい】が2024年3月15日(金)より配信される。配信に先駆け、3月11日(月)に東京・フジテレビにて完成発表会が行われ、主演の安達祐実、櫻井海音、小池徹平、吉沢悠が登壇した。
思っていることを伝えることが中々できない39歳の薬剤師・上田樹を演じた安達。本作の見どころについて「今回、3人の男性の間で揺れ動いている役なので、それぞれの男性に魅力があって、どの人に思いを寄せるかっていうのは、観てる方たちも自分の好みで推しを決めてもらえたりすると思うので、楽しんでもらえるかなと思ってます。」とコメント。
本格恋愛ドラマが初だという安達は「40代で初めてこんなにがっつり恋愛ドラマをやらせてもらうことになるとは思ってなかったので、最初はやっぱり恥ずかしくて照れました(笑) 監督からもよく照れてる顔と戸惑ってる顔って違うからって言われてたんですけど、どうしても照れちゃって・・・」と最初はなれない撮影に戸惑ったそう。最終的には「久しぶりに恋愛のドキドキ感を役の上で味わせていただいて、1つちょっと若返ったような気がしました!(笑)」と嬉しそうに語った。
一方、ギタリスト且つバンド活動を続けるために区役所でも働いているという青年・松重瑛斗を演じる櫻井は「ひょんなことから安達さん演じる樹さんの家に間借りさせて頂き、一緒に暮らしていくんですけれども、その中で瑛斗の成長だったり、樹さんと果たして恋愛に発展するのかしないのかという・・・」と話の展開を匂わすコメントを残した。
小池は「樹に対してチャラくアピールしていくんですけど、軽くじゃないと言えない本当の気持ちみたいな、ちょっとした不器用さも持ち合わせている役でもあって、その分チャラく見えるんだけど、ピュアさっていうものがその中にあるっていう、意外と芯がちゃんと通ってるやつで、僕はすごく好きです。」と役への愛着心を明かした。
また、上田と同じ職場の外科医で、恋愛関係にある沢田真和を演じる吉沢は「樹の思いを汲んで優しい言葉をかけてあげられるようなタイプじゃないので、このタイトルにもあるように“愛してるって言いたい”と樹が言ってしまうような関係を築く、ちょっとひどい男ではあるんですけども。」と説明。さらに「原作がすごくセクシーなんですよ。そこは苦しかったですね。プレッシャーでした。」とつぶやくと、ほかキャストから「いやいやいや、セクシーでしたよ!」とフォローされていた。
続いて安達が各キャストと撮影当時を振り返り、ライブシーンの撮影で演奏中の櫻井と目が合ったときは、思わずときめいてしまったそう。「アーティストの彼女ってこんな気分なのかなと思いながら(笑)、自分だけ特別な視線を向けられるドキドキを味わえて楽しかったですね。」と口にすると、櫻井も「匂わせみたいな感じですよね。実際にやってるバンドマンいると思いますよ。」と元バンドマンならではの説得力のあるコメントを炸裂させた。
そんな櫻井は、元々バンドでドラムを担当していたが、当時メンバーからギターを借りて弾いていると「似合わないね」と言われたことがあるそう。「安達さんからそういう風にキラキラして見えてたなら、すごい嬉しい」と喜びの表情をみせていた。
先日、本作主題歌のandrop「Story」を、超特急の草川拓弥がボーカル、櫻井がギターでカバーしたMVが公開されたばかり。随所で放送されているようだが、櫻井が「首都高を運転してたら渋谷におっきく自分がいて。ちょっとびっくりしましたね。」と可愛らしいエピソードを披露した。
安達と小池は小樽でのデートシーンで、“ガチ”なお買い物をしたそう。お土産屋さんでは“7日食べたら鏡をごらん”と書いてある、肌のツヤが良くなる食べものや、2万円もする高級な干し貝柱など、若返りグッズや食べ物が置いてあったそう。小池は「僕ら2人ずっとガチで、ちょっと撮影押すぐらいの勢いで買い物をしっかりしました(笑) ふりかけとかお出汁とかね。」と満足げな表情。安達も「お出汁をその昆布でとると本当に美味しくて。帰ってきてからも幸せな気分でした。」と絶賛した。ちなみに2万円の貝柱は、2人共に手が出せなかったそう。加えて小池が「撮影も楽しかったんですけど、こっち(買い物)の方が楽しかった(笑)。景色も綺麗で、観光気分で街を堪能させてもらったなみたいな、思い出がすごい残ってますね。」と嬉しそうに振り返った。
またハプニングもあったそうで、告白するシーンで小池のズボンのチャックが開きっぱなしだったそう。まだオンエアを観てないので映っていないか不安とのことだが、実際のところは・・・ドラマを要CHECK!
吉沢については「大変な体勢での撮影も多く、監督からそのレクチャーを受け、素直に聞いている姿が可愛くて面白かったです。」とのこと。キスシーンが何回もあるとしたら、必ずパターンを変えるという、吉沢が“河原マジック”と呼ぶ現象があったとのことで「1回キスをした後にシャワーがなぜか出てくるんです。どうやってやるのかなと思ったら、その流れだったらあるかも!みたいな。それを河原監督は作られてくるんですよ。」と監督のアイデアに驚嘆したそうだ。
安達が「濡れた吉沢さんがね、色っぽいです。」とシャワーでの壁ドンシーンについて語ると、吉沢は「あれは大変で・・・右手をついてるじゃないですか。実は震えてるんですよ。あの体勢のままいなきゃいけないんで、それを感じさせないように、震えをどこで止めればいいんだみたいな、そういうせめぎ合いが自分の中にありましたね。」と撮影の苦労を語った。
逆に吉沢から安達の意外な一面が暴露され「キスシーンですってその日に言われたんですよ。やっぱり女優さんだからしっかり確認してオッケーを取らないと、当日言われても・・・みたいな感じだと思ったら、安達さんの方が“大丈夫です!”みたいな感じだったんで、僕がドギマギしちゃいました(笑)」と安達の気さくな撮影スタイルに驚いた様子。安達いわく「作品の流れの中で必要なければあれですけど、必要なものであればなんでもできます!(笑)」と役者魂を見せつけた。
ここで、MCから安達へ「個人としては、3人の男性の中からどなたを選びますか?」と質問。悩みながらも「海音くんの演じた瑛斗はひたむきで優しい、(小池演じる)佐藤さんは直球で濁りがない、(吉沢演じる)沢田先生は大人の色気があるということで、それを1人にしてほしいです!どの要素も欲しいです!(笑)」とまさかの回答が。キャストやMCから「欲張りですねー!(笑)」と笑いが起こっていた。
続いて、撮影の裏話を、ドラマのタイトルにちなんで「〇〇って言いたい」という形式で紹介。1つ目は、安達の「監督、足しすぎって言いたい。」。イルミネーションをあらゆるシーンで追加していたということで「(撮影現場に)着いた時とは違う景色が広がってるぐらい、どんだけ北海道にイルミネーション持ってきたのって。本当にたくさんキラキラを作ってくださるので、ロマンチックな気分で撮影できました。」と振り返る。
監督の私物だったようだが、あまりの綺麗さに観光客が撮影していて片付けが遅れてしまったという予想外の出来事も。実際に映像で照明を追加した場面を確認していくと、櫻井が「僕も一本だけ刺させていただきました。」「これも多分1本ぐらいは混じってると思います。」と設営のお手伝いをしていたことを明かした。
吉沢は「赤ちゃん?って言いたい」。シャワーのシーンで、スタッフが気を使ってバスタオルをかけてくれたとのことだが「何回か撮影するのでどんどんかけていったら、最終的に2人とも赤ちゃんみたいなおくるみ状態みたいになりまして、安達さんが樹とは違う可愛らしい雰囲気の姿だったんで、赤ちゃんみたいだなって思ったんですよね。」。現場の写真が実際に公開され、キャストは大盛りあがり。
スタッフから櫻井に対して「自由すぎって言いたい。」。櫻井は自覚ないということだが「ホテルの近くにある銭湯に頻繁に通っていたため、同じホテルのスタッフが行きづらかった」「トンボをめっちゃ捕まえてた」「インナーの胸元がビリビリだった。」「走ったら髪型が崩れてメイクさんに怒られていた。その後は素直に歩いていた。」「撮影の合間にふと櫻井さんを探すと、札幌大通公園の路上でカツ丼を食べていた。」と5つの証言が明かされた。
銭湯については「全然知らなかったです!一緒に入りましょうよ!」と優しさをみせ、インナーについては「首元からインナーが見えると恥ずかしいじゃないですか。だから自分でそもそも切っていて、そのまんま衣装を着ても着れるようにっていう、仕事に対する一応熱意みたいなことだったんですけど、切り方が汚かったんですかね、多分ね(笑)」と弁明した。
続いてスタッフから小池に対して「寒くないんですかって言いたい。」。「僕は別に裸になってないですよ・・・!」とこちらも自覚がなかったようだが「肌寒くなってきた秋の北海道ロケで、コートを着ているスタッフもいる中、「小池さんはずっと半袖半ズボンだった。」とリークされた。
小池いわく「東京とかめちゃくちゃ暑くてその感覚でいたんで、夏にあんま北海道に行くことがなくて、完全になめきってたというか。長袖とか持っていってなくて本当は着たかったんですけど、着るものがなかったんです。寒かったです!持ってくればよかったなって後悔してました。」とスタッフの知られざる心境を明かした。
最後は安達から「あ、衣装って言いたい。」。ホテルからロケバスで2時間ほどかかるロケ地で、安達が着るはずだった白いコートをホテルに置いてきてしまったことが発覚。急遽、海外の観光客の方に白いコートを借りて撮影したそう。「外国の方だったので『そんなことってあるのね!面白い!楽しいわね〜!』みたいな感じで貸してくださったみたいですね。」と振り返っていた。
他にも、櫻井が撮影現場まで1時間くらい歩いて向かったことなど、撮影の裏話が明かされた。
最後に、配信を楽しみにしているファンの方々へそれぞれメッセージ。
安達「本格的な恋愛ドラマに初めて挑戦させていただいて、1話・2話と出来上がったものを私も観させてもらったんですけど、やっぱり切なくて、また続きが観たくなるような、そういう作品になっているなっていうのをすごく実感しています。観ていただけたら絶対に楽しんでもらえるものになっているので、どうかどうか観ていただいて、ドキドキしたり切なくなったり、感情の揺さぶりを感じていただけたらなと思います。よろしくお願いします。」
櫻井「原作の持っているキャラクターの魅力だったり、恋愛観だったり価値観だったり、それぞれバラバラなので、観てくださった方それぞれに寄り添ってくれるようなキャラクターがいるんじゃないかなっていう風に思います。あとは安達さんの美しさを皆さんに観ていただきたいなという風に思っております。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。」
小池「出てくる登場人物1人1人の表情だったり言葉の使い方、受け取った心情の流れみたいな、河原さんが作り出す画がとても美しいんです。そういった1つ1つのこだわりが、画を通してすごく伝わってくると思います。感情移入がしやすくて一緒に切なくなったりドキドキしたりとかできるドラマだと思いますので、ぜひご覧になってそんな気持ちを味わっていただきたいなと思っております。ぜひよろしくお願いします。」
吉沢は「樹に感情移入をされる視聴者の方もたくさんいらっしゃると思います。あとはですね、タイプの違う男性3人出てますので、どういうことをすると女性がモヤモヤするかっていう男性からのバイブルにもなると思うので、そういった目線でもぜひ楽しんでいただけたらと思います。お楽しみに。」とコメントし、本イベントは幕を閉じた。
上田樹(安達祐実)は薬剤師として働く39歳、独身。
望んだ仕事に就き、恋愛を楽しみ、平穏な日々を送っていた。
しかし、長年付き合っている恋人・沢田真和(吉沢悠)が他の女性と婚約…
沢田は、樹が“愛している”と心から思っていた相手だが、その分嫌われないようにと自分の気持ちを素直にぶつけることができず、責めることもできずにいた。
ある日の同僚との飲み会の帰り路、樹の前に年下の男性・松重瑛斗(櫻井海音)が現れ、突然同居生活を始めることになる。
そんな中、真っ直ぐな愛と優しさで安心を与えてくれるMR・佐藤航平(小池徹平)と出会い…。
本当の意味の自分の幸せや、誰かに愛されることの大切さに気づき、樹の中で何かが変わり始めていく…。
■詳細
【『愛してるって、言いたい』(全10話)】
配信開始日:2024年3月15日(金)
時間:20:00〜1話、2話配信スタート(1話無料)以降毎週金曜日20:00最新話配信
※配信日時は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください
出演:安達祐実、櫻井海音、優希美青、草川拓弥(超特急)、桜井玲香、山谷花純、吉沢悠、小池徹平
主題歌:androp「Story」(SPACE SHOWER MUSIC)
原作:今村リリィ『愛してるって、言いたい』(フェアベル)
プロデューサー・監督・脚本:河原瑶(テレパック)
プロデュース:田淵麻子
制作協力:テレパック
制作著作:フジテレビ
©今村リリィ/フェアベル フジテレビ