「(インコは)魚ですよね。」「あ!金魚だそれは!間違えた(笑) 」山下幸輝主演映画「TOKYO,I LOVE YOU」完成披露舞台挨拶<イベントレポート>
2023.10.27
人気急上昇中の山下幸輝が長編初主演を務めた【TOKYO,I LOVE YOU】が2023年11月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開される。公開まで約2週間に迫った10月26日(木)、【完成披露舞台挨拶】が行われ、主演の山下、草野航大、松村龍之介、加藤ナナ、オギー・ジョーンズ、中島央監督が登壇した。
映画上映前に実施された本イベント。映画が完成したことについて、監督は「ようやく完成できてよかったです。作り始めてからここまでくるのに2年かかっているので、今日この日を迎えられて、2年間の出来事や努力が報われたような気持ちですし、なによりみんなにこの映画を楽しんでもらえたらと思います。」と喜びを語った。
主演の山下は、帰国子女でアメリカでダンスをやってきたリヒトの役作りについて「監督と一緒でテンションが高くいこうと思って、帰国子女だからオーバーリアクションな部分を意識して役作りさせていただいたというのはありますね。」と明かした。友情がテーマだという本作は、舞台がお台場ということで、東京のキラキラした景色やキャストのキラキラした一面も見どころだそう。
帰国子女ということで英語にも挑戦した山下。元々英語はほとんど話せなかったというが、監督から「これ英語喋るからーよろしくねぇー」と独特のノリでお願いされ、英語の先生や英語が話せる監督にサポートしてもらい無事やり遂げたそうだ。
映画の見所について松村は、ずばり「幸輝ですね。」とひとこと。「かっこいいもん幸輝が!年下っていうこともあって、友達かのような距離感で一緒に撮影させてもらいましたし、そんな幸輝が色々なシーンでかっこいいところだったりとか、熱いところとかを観ると、おじさんキュンキュンしちゃうなと思って。」と山下の魅力を興奮気味に語ってくれた。
また「撮影もすごく楽しくて、監督も熱い方で、友情というテーマの中にも静かな熱さだったり真っ直ぐな熱さだったり人間の感情が抜群に出ているところがあるのでそれをみなさんに感じてもらえたら幸いです。」とキャストの熱い演技に注目してほしいと付け加えた。
草野は、初演技の加藤について「演技がすごい上手で、そしてお綺麗じゃないですか。最初僕が緊張してしまって、その節は足を引っ張ってしまって・・・」とベタ褒め。一方加藤は「そんなこと言ってますけど、いまから映画を観られたら足を引っ張っている感じは一切しないですし、むしろサポートしてもらいました。草野さんは普段寡黙なタイプなんですけど、ケン役になった瞬間に喜怒哀楽がバーっと出ていてすごいなと思いました。」と褒め返し。
嬉しそうな表情の草野は、印象に残ったシーンについても「やっぱり加藤さんがすごい引っ張ってくれて、外でのシーンとかこれから流れるんですけど・・・頑張ったんです!」と加藤に促すと「頑張りましたね!(笑)」と全力の笑顔で応えていた。どんな内容に仕上がっているのか、本編をチェック!
オギーは回想シーンにでてくる“段々畑”を「この世とは思えないくらい綺麗なんですよ。」と大絶賛。また娘役・カレンを演じた小山璃奈について「初顔合わせのときに、あまりにも綺麗な方なので、自分の娘と中々思えなくてすごく大変だったのですが、撮影が始まったらなんとかなりました。」と裏エピソードを明かしてくれた。
その他、撮影ではVR技術も使用されているようで、実際の演技をモーションキャプチャーしVRを作り直すというとてつもない苦労があったそう。ますます作品への期待が高まる。
ダンス
本作の見所の1つが、山下のダンス。ということで急遽、即興ダンスを舞台上で生披露することに。観客の拍手にのせてリズムにノリながらキレッキレのダンスをパフォーマンスしてくれた。
今までやってこなかったジャンルのダンスだったということで練習も大変そうに思われたがさすがの山下。「すごく試行錯誤して、先生にもついて頂いて、でもダンスがやっぱり好きなんで、意外と苦はなく練習を重ねてやらせていただきました。」と好きなダンスができたことに喜びを感じていたようだ。本番も、山下の高いダンス力と監督の疲れさせたくないという配慮の元、少ないテイク数で撮影が終えられたそうだ。
初めて生で山下のダンスを観たという松村は「本当に感無量ですし、惚れ直しました。ちょうかっこいい。本当にかっこいいからね!まじうれしい特等席。」とまるで山下のファン!? と思わせるかのように大絶賛していた。
今一番の“I LOVE”なモノ・人は?
SNSでファン投票によって選ばれた質問「今一番の“I LOVE”なモノ・人は?」にキャスト全員が回答。オギーは猫動画、加藤も溺愛しているというペットの黒猫をチョイス。
「動物かぶりになってしまうんですけど」と切り出した草野がインコと回答した瞬間、山下が「魚ですよね。」と相槌を打つと、キャストや観客から「え?」とざわめきが起こる。慌てた山下が「あ!金魚だそれは!間違えた(笑) 鳥だ!普通に間違えました(笑)」と訂正し、会場からは笑いがこぼれた。そんな草野のインコは、反抗期が終わり、手に乗って自分の名前を喋ってくれる姿が可愛らしいとのこと。
犬派だという山下は、犬の話をするかと思いきや、最近ハマっているという“ココナッツ”についてトーク。お仕事でハワイに行ってからココナッツの匂いが好きだとのことで「現場でココナッツオイルを買って、ボディクリームを頂いて、柔軟剤も買ってみたいな、ココナッツまみれの生活をしてます」とココナッツに大ハマリしている様子がうかがえた。
そんな山下に草野が「さっき控室でオイルを塗ってらっしゃったじゃないですか、みんなで嗅いでたんですよ。」と舞台裏でのエピソードを明かすと、すかさず松村が山下に近づき、クンクンと嗅ぎながら「すごいいいにおい!」とリアクションしていた。
カードゲームにハマっているという松村は「もちろん集める楽しさもあるんですけど、カードゲームを通じて交わされるコミュニケーションだったりというのが、普段仕事だけでは話せないような内容だったり、こみいった話もできたりするので、コミュニケーションツールとしても役立っていて、今すごく愛しています。」とカードゲームの奥深さを熱く語った。
監督は「ちょうど2歳になるんですけど、娘になっちゃうかなと。」と娘さんを溺愛しているとのこと。「ちょうどこの脚本を書き始めたときに生まれて、無意識のうちに、愛とかそういうテーマが彼女の存在によって自分が刺激されていたのかなとずっと思っていて。」と娘がいることの映画への良い影響に触れつつ「まだ2歳なので映画とか観れないんですけど、いつかこの映画を観れるようになったらいいなと思います。」と語ると山下も「観てほしいですね!」と共感。今は、朝「パパー!」と起こしに来る時間が一番幸せだとのことだ。
自作のTOKYOポーズを披露!
オギーは「みんな東京タワーが多いと思うので、私はスクランブル交差点です。これならかぶらない。」と全身を広げたポーズ、加藤は「東京には愛も夢もいっぱいある!というポーズです。」と身体を大きく広げたポーズを披露。草野は「なんのひねりもなく、東京タワーしかでてこなかったので東京タワーでお願いします。」と恥ずかしげに東京タワーポーズ。
山下「レインボーブリッジです!繋がってようかなと思って。レインボーブリッジの景色大好きなんで。」と主演らしいポーズを披露すると、松村は「繋いでくれてるの!? ありがとう!」と嬉しそうな表情をみせた。
そんな松村はまるでヒーローのようなポーズをとると、山下に「え、カードゲーム?(笑)」とツッコまれるが「ここにデッキないんよ!(笑) 東京は色々な感情が詰まっているので、僕は夢と希望を掴んでます。」とのこと。
監督は「タイトルがTOKYO,I LOVE YOUなので、ハート以外ないなと。みんなに愛が広がりますように。」と語ると会場からは拍手が送られた。
最後に山下が「3つの愛、家族・恋人・友達の愛の形がそれぞれあって、改めて愛ってなんだろうって思ってもらえたら嬉しいですし、持って帰って、大切な人にありがとうとか大好きだよとか伝えてもらえたら僕らは幸いです。これからまだまだ僕らも頑張っていきますので、よろしくお願いします!」とメッセージを贈り、本イベントは幕を閉じた。
おまけ♡
舞台挨拶中、1つ1つの所作や行動がキュートだった山下。暑さゆえかジャケットをパタパタしてみたり、両サイドのメンズに負けじと、かかとを上げて少し背伸びをしてみたり・・・
TOKYOポーズの際にも、左右に揺れながら隣の草野と松村に交互にタッチしていたりと、山下の持つキュートで愛され屋さんな面がよく見られたイベントであった。
【TOKYO,I LOVE YOU(トーキョー、アイラブユー)】
公開日:2023年11月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
出演:山下幸輝、草野航大、小山璃奈、松村龍之介、羽谷勝太、坂井翔、下前祐貴、島津見、西村成忠、オギー・ジョーンズ、加藤ナナ、奏みみ、長谷川美月、テリー伊藤、田中美里、他
監督・脚本:中島 央
エグゼクティブプロデューサー:齋藤 隆、中山 由衣、山本 泰宏
プロデューサー:中山 友翔、中島 央
制作:株式会社ウィスコム
配給:ナカチカピクチャーズ
製作:「TOKYO,I LOVE YOU」製作委員会
特別協力:エアトリ
協力:港区
©TOKYO,I LOVE YOU FILM PARTNERS