【樋口幸平×増子敦貴インタビュー】2人だからこそ作れた関係「幸平がかっこよくなっていた」「あっちゃんが本当に良い空気感と現場を作ってくれた」<ドラマシャワー「体感予報」>
2023.8.31
「明日は晴れなので、この男は俺を抱くだろう」そんな意味深すぎるキャッチコピーだけでもドキドキ♡
BL アワード2023コミック部門第1位の「体感予報」がドラマ化!
イケメン気象予報士・瀬ヶ崎瑞貴を【樋口幸平くん】、瑞貴と同居し、家事全般もこなす崖っぷちエロ漫画家の棚田葉を【増子敦貴くん(GENIC)】が演じます。
つい最近までスーパー戦隊シリーズに出演し、地球の平和を守っていたふたりが今回はラブストーリーで再会。
さわやかな表の顔とは裏腹に、家ではとんでもない暴君な瑞貴と、「瀬ヶ崎の言うことを全部聞く」という条件付きで衣食住を保障してもらっている葉。すれ違う想いにキュンキュンすること間違いなしです。
撮影中も、思わずスタッフから歓声が上がるようなツーショットを披露してくれたW主演の【樋口くん×増子くん】。今回はそんなおふたりに、互いの魅力についてたっぷりと語っていただきました。
チャレンジ精神で挑んだ作品
■人気作品のドラマ化ということで、発表されたときの反響もすごかったですね。
樋口幸平 びっくりしました! 情報解禁でトレンドに「体感予報」でずっと入ってましたし。
増子敦貴 Twitterがバグったのかと思いました。
樋口 フォロワーも増えてきて驚いてます。
増子 増えたね!
■改めて、出演が決まったときのお気持ちはいかがですか。
増子 ラブシーンも含めて全部が初めてだったので、本当にチャレンジだなと思いました。
いつまでもチャレンジ精神を忘れずにいたいと思うんですけど、今回は本当にすべてが挑戦でしたね。
■樋口くんはいかがですか?
樋口 少し前までスーパー戦隊の主人公を演じていた人が恋愛ドラマに挑戦するというのはもしかしたらみなさんにとって、さらに見たくなる要素でもあるのかなと思います。
そして、あっちゃんと2人でやれるということで、戦隊ファン、特撮ファンもそうですし、ラブストーリーやBLが大好きなみなさんも、いろんな人が目にしてくれるいい機会だな、と思いました。
樋口幸平として知っていただける良いドラマで、なおかつ自分はイケメン役を演じさせていただくっていうのは自信にもなりますし、全ては僕にとってありがたい作品だなと思いましたね。
人としてすごくいい人に会えたなって思います。
■少し前まで、地球を守っていた者同士です。お互いが相手役だと聞いたときはいかがでしたか?
増子 びっくりしました。俳優を続けていく中で、知り合いとまたこうした形で共演できるのは珍しいことだと思うので。すごくいい縁ができたな、と思いましたね。
樋口 僕は正直、クランクインする前は、知ってる仲だからこその、やりにくさがあるのかなと思っていました。知ってるからこそ上手く転がるか、やりづらくなるか、どちらかな、と。
でもあっちゃんのおかげですごくやりやすくて、本当に良い空気感と現場を作ってくれたなと思います。そこはスーパー戦隊出身とか全く関係なく、人としてすごくいい人に会えたなって思います。本当にいい“ヨホホイ”だったなって。
増子 お~!(にっこり)
(※ヨホホイ=増子が演じた『機界戦隊ゼンカイジャー』のゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザーの口癖)
一同 (笑)。
最初会ったときよりも幸平がかっこよくなっていた
■今回の共演で、お互いの印象は変わりましたか? 新しい発見があったり。
増子 新しい発見というか、最初に会ったときよりも幸平がかっこよくなっていて。ズバ抜けた垢抜け方をしていたことに、びっくりしました。
メインビジュアルの撮影のときと、終わった後の顔つきもやっぱ違っていて。すごい俳優だな、って思いました。
樋口 それは嬉しいですね。
あっちゃんはこんな面白い人だと思わなかったですね。
みんなからの評価がすごく高い人なんです。どの現場に行ってもあっちゃんを知っている人はみんな「面白いね」って言うんですよ。僕はクランクインをするまではそんなに深く話し喋ったことがなくて、挨拶をする程度だったんですけど、いざ、共演し近くで一緒に過ごしてみて、本当に面白い方だな、と思いました。ユーモアがあるというか。みんなに好かれる人なんだろうな、見習いたいな、と思う部分がたくさんあって。現場での佇まいも素晴らしくて、しっかりしてる人なんだなと思いました。
互いが語る役の魅力
■お互いの役についても聞かせてください。樋口くんから見ての葉、増子くんから見ての瑞貴の魅力はどういったところでしょう?
樋口 葉の性格って、誰もが共感できる部分が絶対あると思うんですよね。引っ込み思案になりやすいときもあるだろうし、好きな人に対して素直になれない部分があったり。瑞貴のセリフにもありますけど、葉の素直になれないその不器用さがすごくかわいいんです。
視聴者のみなさんが共感できて、しかも瑞貴が一番かわいいと思っている部分。葉のかわいさは、外見ももちろん、そういう不器用さにあると思っています。
増子 瑞貴って、お仕事モードのときとダヨちゃんと一緒にいるときの二面性がすごくはっきりしているんです。でも、お仕事モードのときは絶対その寂しさを見せないが故に、ダヨちゃんと一緒にいるときの瑞貴がかわいいんじゃないかな、と思うんですよ。意外とわがままだし、そういうところも含めて、愛せる存在なのかなと思います。
それはダヨちゃんとしかわからない目線でダヨちゃんただ一人が見られる瑞貴ですよね。
そういう二面性というか、いろんな面を持つ人って僕は魅力的だと思います。
(↑増子くんのお話が始まると、隣で嬉しそうに、とっても近距離で聞いている樋口くん。)
さゆりんごさんと幸平がリビングで話しているのを見ていたら、ちょっと寂しいな、って。
■ご自身で演じられていかがでしたか? 難しかった点、楽しかった点などあれば。
樋口 やっぱりセリフを自分のものにするところがすごく難しかったですね。瑞貴は特に漫画ならではセリフが多くて。「覚悟してろよ」とか、ベッドシーンでのちょっとキザなセリフが自分にハマっているかどうかが分からなくて。それを自分のものにして違和感なく、すんなり言えるようにするのがすごく大変でしたね。
■どこかの段階で自分のものになった、という手ごたえはあったんですか?
樋口 やっていて楽しかったので、その時点ですんなりできたのかな、と思いました。
増子 僕が難しかったのは、葉の友達の万さんと瑞貴が楽しく話している姿に嫉妬するシーンですね。僕はあまり嫉妬をしないので、葉の真意が分からなかったんですけど、その日、万さん役のさゆりんご(松村沙友理)さんがインした日だったんですよ。
今まで幸平とふたりきりの時間がずっとあったのに、さゆりんごさんと幸平がリビングで話しているのを見ていたら、ちょっと寂しいな、って感じたんです。その気持ちの超増幅版なんだろうと思って。「経験ってそういうところで生きるんだ」と思ったし、学びもあったのかな、と思います。
楽しかったのはデートシーン。ついにっこりしちゃうような。家の中での撮影が多かったので、外に出られて楽しかったです。
今まで目標にしてたいものがまた違った形で叶って。
■最後に、最近おふたりが心揺さぶられた出来事を教えてください。
樋口 この前、あったんですよ。エッモ!と思ったことが。
■ぜひそれをください!
樋口 僕、サッカーをやっていたんですけど、小学校のときにライバルだった人がいて。その人が、僕が小学校卒業してから、違う県に行ったんですよ。すごくサッカーがうまかった記憶だけはあって、どこに行ったんだろう、あの選手何してんだろうなと思っていたんですけど、この前FC東京と京都サンガの試合を見に行ったらプロになってたんです。
増子 えっ、すごい!
樋口 Jリーガーになってた。
増子 エモいね。
樋口 あ、でももうひとつエモいのがありました。
僕、18歳から19歳までSC相模原U-21でJリーグの育成選手だったんですけど、そこでの目標は、ホースタジアムの相模原スタジアムJリーガーとして、相模原のユニフォームを着て立つことだったんです。でも叶わなくて。この業界に入って2~3年経って、その相模原スタジアムでオープニングセレモニーをの出演の依頼を受けたんです。別な形で戻ってこられて、それはグッときましたね。プロとしてサッカーでそのスタジアムに帰ってくることはなかったけど、オープニングセレモニーで相模原スタジアムに背番号もある僕のユニフォームを作っていただいて、それを着て、グラウンドに立って、激励をしてっていうのは。
増子 めちゃくちゃいいね。
樋口 ねー。なんかグッときました。今まで目標にしてたいものがまた違った形で叶って。
5歳のときには感じられない味がした。
増子 それに勝る話ないですよ。
■いやいや! ぜひ聞かせてください。
増子 全然大した話じゃないんですけど(笑)。
最近久々に両親と会いまして、しゃぶしゃぶを食べたんですけど、そのつみれが、マジでいいエビを使わないと出ない出汁が出ていて。こんなつみれ食べたことないって言ったんです。
そしたら「お前5歳の誕生日のときにここでみんなで食べたんだよ」って言われて、びっくりしました。「えっ、ここで?」みたいな。しかもこの席で食べたんだよって。
つみれにも、こうやって再度感動させられることあるんだ、エモいな、と思いましたね。
■すごい。巡り巡って。
増子 5歳のときには感じられない味がしたので、僕も月日が経って、大人になったんだなと実感した夜でした。
■つみれにもエモい話が……! ありがとうとうございました。
\樋口幸平×増子敦貴インタビュー記念/
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樋口幸平
2000年11月30日生まれ。兵庫県出身。
2022年、テレビ朝日「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」スーパー戦隊シリーズで初主演を務めるなど、俳優として幅広く活躍中。
サッカー選手への夢を追い上京し、Jリーグの育成選手になるも怪我により断念。しかしその後、芸能事務所からのスカウトをきっかけに芸能界へ進出。高身長を生かしモデルとして活躍していた中、テレビ朝日「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(2022)のオーディションで、ドンモモタロウ(レッド)/桃井タロウ役を射止めるなど、モデルから俳優まで活躍の場を広げている。
[Instagram] @higuchi_kouhei1130
[Twitter] @kouheihiguchi99
ヘアメイク:齋藤 将志
スタイリスト:徳永 貴士(SOT)
増子敦貴
2000年1月5日生まれ。福島県出身。
男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー。
2018年にミュージカル・テニスの王子様」3rdシーズンで白石蔵ノ介役を演じる。その後も、テレビ朝日「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021)や関西テレビ「合コンに行ったら女がいなかった話」(2022)、ミュージカル「東京ラブストーリー」(2022-23)などの舞台やドラマでも活躍。多くの作品で注目され、俳優としての実績を築いている。
[Instagram] @atsuki_mashiko
[Twitter] @atsuki_mashiko
ヘアメイク:宮川 幸(P-cott)
スタイリスト:立松 秀顕(TEN10)
―INFORMATION―
【ドラマシャワー「体感予報」(全8話)】
出演:樋口幸平、増子敦貴(GENIC)、水石亜飛夢/、松村沙友理
原作:鯛野ニッケ「体感予報」(ソルマーレ編集部 刊)
脚本:高橋名月、船曳真珠
監督:加藤綾佳、船曳真珠、安村栄美
音楽:渡辺亮希、小内喜文
オープニング主題歌:GANG PARADE「Traümerei」(FUELED BY MENTAIKO / Warner Music Japan)
エンディング主題歌:Absolute area「ノスタルジア」(rhythm zone)
<放送局・放送日>
MBS毎週木曜25:29~
テレビ神奈川 毎週木曜25:00~
群馬テレビ 毎週火曜24:30~
とちテレ 毎週水曜25:00~
テレ玉 毎週木曜23:00~
チバテレ 毎週木曜23:00~ ほか 放送中
CS放送 LaLa TV 2023年10月15日(日)毎週日曜23:30~
配信:TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり(全8話)
[Instagram] @tunku_shower
[Twitter] @tunku_shower
[HP] https://www.mbs.jp/taikan/
©「体感予報」製作委員会・MBS ©鯛野ニッケ/ソルマーレ編集部