「皆さんが見たかったやつが、ついに公開されますよ!」GENERATIONS総出演!映画「ミンナのウタ」完成披露試写会レポート



大ヒットホラー映画『呪怨』シリーズを手掛け、ハリウッドで自らリメイクした『THE JUON/呪怨』が、日本人監督として初めて全米興行収入1位を獲得!近年では『犬鳴村』など話題の「恐怖の村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作【ミンナのウタ】が、2023年8月11日(金)より全国公開される。

公開を1ヶ月後に控えた7月11日(火)に完成披露試写会が行われ、GENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)、早見あかり、マキタスポーツ、清水崇監督が登壇した。



GENERATIONSメンバーがそれぞれ自分役を演じた話題の本作。イベントでの挨拶時も「白濱亜嵐役の白濱亜嵐です」などと全員が自分役で挨拶し、笑いを誘った。中でも小森隼は“小森”、関口メンディーは関・ロメンディー(せき・ろめんでぃー)と読むのが本イベントでのポイントのようだ。また、マキタスポーツは「GENERATIONSの権田役、マキタスポーツです。よろしくお願いします。メンバーカラーはワインレッドです。」とボケを重ねた。

怖かったシーンは?



白濱がチョイスしたのは“逆再生のシーン”。なんでも撮影していて唯一怖いと感じたところだという。「メンディーくんがすごいおかしくなっちゃったんですよ。さなの歌が流れていて、メンディー君が止めて!って言わなきゃいけないんですけど、多分、そのカットを撮影する時に言わない方がいいとおもったらしくて、ずっとひたすら悶えているのをみんなで見ているっていう(笑)。しかもやっと言ったなと思ったら止めて!って言わなきゃいけないのにやめてぇ!って急にオネエ感がでて(笑)」と関口の一風変わった演技を暴露。監督からの伝言ミスが原因だったとのことだが、関口は「全部呪いのせいです。」と作品になぞらえて白々しく答えた。



一方、片寄は“シャワーのシーン”が演じていて難しくもあり怖かったとのこと。「曇り具合とか、泡での隠し具合とか、いろんな細かい部分はあるんですけど、今日この後観ていただく方たちは帰ってシャワーを浴びるのはちょっと厳しいんじゃないかなって思います。」と語る。それを聞いたメン子ちゃん(関口)は「ちょっと泡が多すぎたかなと。もっと王子の裸体が見たかったので・・・」とファンの声を代弁するかのようなコメントを返した。



主題歌について数原は「ミンナのウタの企画があったからこそ、自分たちを表現することができた楽曲だなと思いました。GENERATIONSの楽曲史上、一番対極の色が詰まった一曲になったんじゃないかなと思っております。」と楽曲制作の背景も含めて思いを語ってくれた。かなり映画に寄せた仕上がりとのことで、監督は「最初聴いたときに、え、大丈夫ですか?って思いました(笑)」と少し心配になったそう。GENERATIONSにとってもよい挑戦になったとのことで、良い相互関係が生まれていた。



「何せ僕からいなくなるので。」と語るのは小森。「ラジオブースのシーンですごく怖いシーンがあるんですけど、とてつもなく怖いですね。もう多分、皆さん深夜にラジオブース入れなくなりますよ。」と片寄に乗っかってボケると、メンバーからツッコミの応酬が。バラエティ経験にも富み絆も深いメンバー間だからこそのやりとりが随所で見て取れた。

他にも「怖くて雰囲気のある倉庫も出てくるので、楽しみにしていてください!!!」とのこと。こののシーンは、監督が若い時に映画館でバイトしていた頃の体験談がもとになっているそうで、倉庫のシーン以外にも監督の体験談から生まれた場面がいくつもあるそう。



そんなハキハキと話す小森とほぼ共演のなかったマキタスポーツが改めて「声が芸人並だよね。喋ると一歩前に出るのも芸人だよね。素晴らしい。」と評価していた。



佐野はホラーの醍醐味“夜道”を選択。「夜道の撮影があったんですけど、まあ怖いんで、皆さんもう帰れないかなって。」と語ると、片寄も「きついよなあ玲於のところ」と述べるほど。関係のないところでも驚いてしまう佐野のかわいい一面を片寄が暴露しつつ、それだけ映画が怖いのだと改めて実感させられた。



加えて、監督が「ぜひ帰り道、自動販売機でジュースを買って帰って欲しい。」とのこと。映画を見たらわかるとのことだが真偽はいかに。



関口は特報でも流れた“廊下を小さい男の子が走ってくるシーン”。「純粋無垢な子どもが無言でただただ走ってくるっていうのは想像以上に怖くて・・・」と語る一方、撮影の都合で子どもが混乱してしまい、手と足が両方一緒にでてしまう様子を体全体で説明してくれた。これも「呪いですね。」とのこと。



“廃墟に入っていくシーン”を選んだ中務も「みなさん深夜の廃墟にはいけなくなりますよ。」と再び乗っかり笑いをおこした。

ホラーが苦手だという早見は「ただ、この作品ドキッとか怖い!とかはなるけど、後味は悪くないのでさらっと帰れる気がする。だから安心!」とのことなので、ホラーが苦手な人でも見やすいのかも?(マキタスポーツは「俺はそうは思わないな・・・」とのこと。)

監督は「ホラー映画だと死ぬことにばっかり意識されがちだと思うんですけど、僕は生も死も同一線上にあると思っているので、同じように怖さと笑いも特にマキタさんに演じて頂いた権田探偵のポジションありきで笑いも散りばめたりしているので。そこも含めて、劇中に登場するさなちゃんっていう女の子のポジティブなはずの夢と希望の裏側みたいなのを感じ取ってもらえたらなと思います。」




ここで締めに入ろうとしたMCのマイクが突然、機械不良で途切れ途切れに。マイクを交換しようとした矢先、不思議な歌声とともに会場後方から女の子が出現!思わず会場からは悲鳴が響き渡った。その女の子は噂のさなちゃん。謎のカセットテープを観客に渡しながら歩き回り、気づけばステージ上に。GENERATIONS全員に渡すかと思いきや小森は貰えずひと笑い。

本番で使っているものと全く一緒のカセットテープだそうで、裏側には謎のQRコードが・・・。貰えた人はラッキー!(?) キャストたちにもサプライズの演出だったそうで、会場全体でひんやりとした気持ちを味わえた。



そんな事件がありながらも、最後に白濱が「ホラー怖いなと思う人もいるかもしれないんですけど、GENERATIONSの楽曲が流れてきたり、ライブシーンもあったりとその辺を見てもらえれば、怖さを和らげることもできると思うので、そういうシーンを見てもらいたいです。僕自身ホラーがすごく好きなんですけど、ホラーファンの皆さんに言いたいのは「皆さんが見たかったやつが、ついに公開されますよ!」とすごく感じています。女子学生・制服・おかっぱ・カセットテープ、僕たち日本人のDNAに刷り込まれてる怖いものっていうのがこの映画には詰め込まれています。存分にビビってください!よろしくお願いします。」とメッセージを送り、本イベントは幕を閉じた。

<ストーリー>
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き・・・ま・・・した・・・?」 という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。

マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。

一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー!?

■詳細
【映画『ミンナのウタ』】
公開日:2023年8月11日(金)全国ロードショー
上映時間:102分
出演:GENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)早見あかり、穂紫朋子、天野はな、山川真里果、マキタスポーツ
監督:清水崇
脚本:角田ルミ、清水崇
音楽:小林うてな、南方裕里衣
主題歌:「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone/LDH JAPAN)

©2023「ミンナのウタ」製作委員会

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